サスティナブルが難しい
すっかりご無沙汰しております、、菊地です。
シューケア業界から飛び出して、革に関する「コミュニケーション」の分野で尽力できるように、とマーケティングやパブリックリレーションズの業界に丸腰で入っていったのですが、仕事に関するインプットアウトプットであっぷあっぷになってました。
私が書けること、私が書くべきことってなんだろ…と中途半端なマーケティングの知識も相まってじっくり向き合えなくなっていたなぁという印象です。反省。
いや、もう革とかそこまで熱量なくなったな、とは全くなっていないのですが、やりたいこと(目標)と、目の前のこと(会社員としての仕事やタスク)のバランスがとれていません。(現在進行形)
とはいえ、今、ちいさな一歩を踏み出しかけているので、こちらもそのままではいけないぞ、と。
視界が曇って体勢がととのっていなかった、といろんな面で突きつけられ、ぐうの音もでません。反省。
さて、タイトルのとおり、「サスティナブル」。
SDGs、エシカル、エコ…聞かない日はないこの言葉。
枕詞につければ、旬な雰囲気を漂わせてくれる魔法の言葉。
正しいはずの言葉が、なんだか怪しくみえてくる。胡散臭い。
文字数の都合、時流にのせて見せるため、はたまたぶっちゃけ詳しくないから、取りあえず使っとこうぜ…
色々な匂いを感じやしませんか。
原料の一部が廃棄物のアップサイクル→サスティナブル
結構あるパターンです。捨てられるはずのものを~というパターン。
・捨てられるはずのものを廃棄せずに使うのでごみが減ります
→作るための環境負荷と廃棄する環境負荷はどっちが大きいのか明かされない
・代替素材を開発したので、もとの素材の環境負荷に比べてこんなに効果があります
→雇用の問題、製品の価格、先進国から発展途上国にまでポジティブな効果があるのか
などなど、多角的に調べていくと、ポジショニングトークが多くて矛盾した理屈や論文が出てきます。
それをわかって言うか、流行に乗る感覚でこじつけて主張するか。
どこまで情報探したら正しく判断できるのかが、かなり奥深い、というか難しい。
沼にはまって、夜遅くまでDeepLと頑張る日々になりかけています。
知ったつもりでいても、「本当に?」と疑ってかかると底が見えないサスティナブルの世界。
皮革も、多くは食肉の副産物なのでサスティナブル。
とはいえ、そもそも牛のメタンガスの影響や、穀物の問題、土地が荒れてしまうなども課題です。やり方の問題、という指摘もありますが、白黒つけるには私の知識が追い付いていません。猛勉強中です。
調べたこと、知っていることのアウトプットを緩やかに再開しようかなぁと思います。
(これで儲けようとか、稼ごうとか、フリーランスになろうとかじゃないので戦略はないです。備忘録と、知りたい人のお手伝いになれば幸い)
サスティナブルな素材だから買う~とかの前に、今持ってるものを直しながら使うとか、サスティナブルな素材らしいけどワンシーズンでダメになりそうなものを買うんじゃなくて修繕しつつ末永く愛用できるものを買うのが良いんじゃないでしょうかね。
いただいたサポートで、タンナーさんのお話を伺いに行ったり企画をしたりします!