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アーツ・アンド・クラフツ運動
暦的には歴史は180年ごとに
同じようなことが繰り返されると一説では言われている。
いまから180年ほど前の運動
アーツ・アンド・クラフツ運動
のその中心は
ウィリアム・モリス(William Morris)
彼は19世紀のイギリスの
思想家、デザイナー、詩人、作家 (職業多彩)
アーツ・アンド・クラフツ運動とは
手作業による美しさと労働の価値を復興し、
機械化に対抗した芸術の運動。
この運動の30〜40年前はちょうど産業革命。
イギリスでは特に機械化と工業化が急速に加速。その機械化やそれによる大量生産が、商品の質も悪化させ、労働者階級の労働環境も悪化させていった。それに対する反発がこの運動。
AIの急激な進歩 大量生産 品質の悪化
ひとの仕事も奪われて(労働環境の悪化)
っていういまの時代と似てる。
もう一度手仕事の価値を。職人技術を。
というのを呼びかけた運動
彼らが伝えようとしたこと
1.労働の喜び
モリスらにとって、労働は苦役ではなく、創造の喜びと自己表現の場だった。職人たちは、手作業を通じて自分の技能や感性を作品に反映させてた。
これって別に芸術家だからって特別なことじゃないと思う。だれしもおなじ。
仕事や労働も、本来自己表現の場のはず。
あー早く終わらないかな。
早く17時にならないかな。給料まだかな。
仕事の文句を言ってる居酒屋の集まりに遭遇すると、ほんといやになる。
高校生の時、通学の電車内。
朝、さあ今日も学校行くぞー✨っていう電車内や帰りの電車内、大人はみんな疲れきってるように見えた。
クリニックを開院した時に読み漁った本の中にも『経営者は鬼になれ。』っていう表現。
えーなんで?いやだ〜。って思ってた。
労働、仕事は苦行っていう雰囲気。
好きなことをすれば良いと思う。
それを思い切りやって、自分を表現すれば良い。
そうすれば勝手にそれが仕事になる。そうすれば、仕事や労働は自己表現の場になる。
2.機械化への反発
産業革命の機械化は、労働者から創造性や満足感を奪い、単調な作業に従事させることに。
いまの時代と似てる。
3.生活そのものが芸術
日常生活において使用される道具や家具、装飾品などが機能的であるだけでなく、美しさを備えているべきだという考え。それが生活そのものを芸術的に豊かなものにする。
身の回りが手作りで溢れてたら
そりゃめっちゃいいよね。
あれから約180年
私たちの世代はとてもラッキーな世代だと思う。
おばあちゃんたちの時のような手作りの時代も知っていて。
親たちの世代のような、一気にいろんなものや環境が便利になった時代も知ってる。
医療もそう。
おじいちゃんたち世代のお医者さんの正義感の塊みたいな世代も知ってる。
去年98歳ぐらいで亡くなったおじいちゃんのお姉さんは女医さんだった。
ずっとその田舎の街全体の健康を守ってた。
すーごいストイックだった。
医療体制、医療の内容も少しずつ変化。
そんな変化をなんとなく誰しも感じてると思う。
手作りの時代は、使う人を想像しながら
どういったものを作ってあげたら使いやすいのかを考えて作ってた。
医療も同じだと思う。
その人を想像しながら、どういうものならその人の生活に取り入れられるのかを当たり前に考えてあげられてたと思う。
時代が進んでるから、
それが良いってわけではない。
豊かな生活とか人生とかってなんなのか。
それを人々が時考えるきっかけになった
180年前のアーツアンドクラフツ運動
わたしたちも、なにが大切なのかを一度立ち止まって考えるタイミングだと思う。
豊かな生活とか人生ってなになのか(+健康ってなんなのか)
自分たちの生活の中の
ふと買ってしまってる大量生産もの
そして気づけば大量消費してしまってるもの
その中のまずは1アイテムから、やめてみる。
手作りのもの職人のものに変えてみる。
1人ずつが意識することで、なんかあったかい生活になりそう。
おしまい🙏🏽🤎