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「やりたい事と手段」

やりたい事」といっても
その形は様々でありますが
やりたい事が見つからないという中には
先入観で選んでいるからという理由が多いのではないかと私は思っていて
例えばそれは「人の目に付くもの」であったり
「極端にレベルの高い所を基準にしている」であったりするような気がします。

やりたい事をするからといって
人にそれを見てもらうかどうかはイコールではありませんし
やりたい事をするからといって
レベルが高い事をしなければならない訳ではありませんよね。

しかしその背景には
掛け算で作られた欲求があるようにも思えます。
[人に認められる×好きな事=人に見せられるもの]
[自分の強みを見つける×やりたい事=レベルの高い技術」というように
これだけではありませんが
要素がマーブルに混ざっている状態で探すと
見つけにくくなったりするんです。

要するに
いいとこ取り
なもので探しているから中々見つからない。と言いますか。

なのでそれを
「消化したい欲求」と「シンプルにやりたい事」とで2つに分けたりしたら
意外と簡単に見つかったりもします。
敢えて一緒にして難しく考えるのではなく
どちらも消化しやすい方法をとればいいんです。
紫の絵の具が探しても無いのであれば
青と赤の絵の具を見つければ結果的に紫は作れますよね。

どこかではプロなら
違うどこかではアマチュアでいられるような感じといいますか
混ぜるから、難しくなってしまう。

あとは
自分に適した手段をもつ事。
やっぱり人間ですから、せっかくなら自分の得意なものや好きな事で
褒めてもらえたりしたら嬉しいものです。
けど、周りと同じようにはできないから
「自分なんて」と諦めてしまう。

そういう時は
やるかやらないかではなく
「やり方」を見直してみるのもありだと思います。
人のやり方というのは鍵穴のように千差万別で
この中のこの分野で、このグレードで、道具はこれで、時間はどの時で、場所はここでと
「自分の鍵の形」に合うやり方を見つけていけば上手くいったりするんです。
人よりも鍵の形がどうこうではなくて
要するに開けばいいですよね。

例えば
自由にできる時間なんて毎日2時間くらいしかないという時に
1時間掛かる事をやろうとすると
自由にできる時間を増やす為に無理をして、返ってストレスになったり
1時間やったら残り1時間しかないから今日は辞めとこうとなったりしますよね。

他と同じ事をするからといって
同じツールを使わなければならない訳ではないですし
その「やり方の是非」のようなものに
拘る必要があるのかないのかについては
改めて考える時間があってもいいと思います。

時間がないのにわざわざ1時間掛かってしまうやり方をしなければ、できる回数は増やせると思いますし
サッカーの人数が集まらないのなら、フットサルに変更すればプレイはできますよね。
お金を稼ぎたいから何かを始めるにしても
今すぐにはお金にする事ができないなら
そこは下積みの準備期間として設ければいいですし
結果的に目標に繋がるなら
少なくとも何かしらの行動にはなってると思います。

"色"というのは視野を広げると色とりどりに見る事ができるんですけど
視野を狭めて一色をよく見ると
その「一色の中」にも何色寄りであったり、濃いとか薄いとかがあるんですよね。
なので、あれはこういうものと決めつけずに
この分野が好きなんだけど、自分のできる方法はあるのかな?と探すと
視野を狭めるからこそ広がる世界も見つかったりします。

理想的なやり方や、結果を求めたり
やりたい事自体に先入観をもっていると
世の中にはここまで色々な
楽しそうな事が転がっているのに
時には見失ってしまったり
遠のいてしまったりしてしまいます。

「できた事」結果の方を優先するのか
「やり方」手段の方を優先するのか。
それは人それぞれ、自分の天秤に掛けながら
思った方を優先して選択してけばいいのだと
私は思います。

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