STEP 18. 可視画像解析
こんにちは、ドローンクエストのマサです。
この「ドローン外壁調査 実践マニュアル」では、
ドローン外壁調査を行うための過程を 全21 STEP で投稿していきます!
💡 初めてドローン外壁調査 実践マニュアル を閲覧される方は、こちらの記事を観てから順を追ってSTEPを進んでいただくとより理解しやすいです!☟☟
今回は可視光画像解析の進め方についてお話していきます。
前回の画像解析をスムーズに進めていく為の準備、フォルダ分けなどは「STEP 17. 画像解析の進め方」はコチラから確認できます☟☟
┃ 可視光不具合箇所について
前回の「STEP 16. 不具合箇所の知識」でもお話した通り、可視光画像の不具合箇所は数点を画像確認して報告します。
報告する内容は先方によっても変わってくるので「何を報告するのか?」をしっかり確認して不具合箇所を検出しましょう。
大きく分けると主な不具合には下記があります。
ひび割れ(クラック)
剥落・欠損
浮き(はらみ)
エフロレッセンス
シーリング・目地の劣化
発錆・錆汁
爆裂
塗膜膨れ
塗膜剥がれ
不具合をしっかり検出して、集計表にまとめて報告しましょう。
1. ひび割れ(クラック)
ひび割れの幅に応じて、緊急度が変わります。
画像をかなり拡大して調査しないと、気が付かないクラックがあるのでしっかり拾います。
2. 剥落・欠損
下に人がいた場合、事故になりかねないのでしっかり検出します。
3. 浮き(はらみ)
可視で観ても明らかに、せりあがっているものを検出します。
4. エフロレッセンス
建物によっては多数のエフロレッセンスを発見する場合があります。
5. シーリング・目地の劣化
シーリングがひび割れや破断・剥離している場合は緊急度が高いので、長さをしっかり測って報告しましょう。
6. 発錆・錆汁
部材そのものに錆が生じ腐食している場合や発錆した錆が外壁に垂れてしまっている場合も外観を損なうため報告します。
7. 爆裂
爆裂も緊急度が高いのでしっかり検出します。
8. 塗膜膨れ
築古建物の非タイル部などで良く検出されます。
9. 塗膜剥がれ
下地のひび割れを伴うものなどは緊急度が高いです。
┃ 💡 可視光検出ポイント
可視光・赤外線、両方での検出でも言える事ですが、一番気を付けなければいけない事は検出した箇所の被りです。
外壁調査の撮影を行う際にオーバーラップさせて、抜けが無いように隅々まで撮影を行うので次の画像や横範囲の画像とダブってしまう箇所が多々あります。
ですので、できるだけ不具合箇所は画像の真ん中を録っていくと報告しやすい&被り防止にもなりますのでダブルチェックを徹底しましょう。
いかがでしたか?
不具合箇所を被って報告してはいけない明確な理由があるのですが、読んでいただいているあなたに直接お会いした際にお話しできればと思っています😊
次のドローン外壁調査 実践マニュアルはSTEP 19. 【赤外線画像解析】です。
などなどお伝えしていければと思います。
赤外線について、どのように伝えれば良いかかなり難しいのですが、よろしくお願い致します!!
ドローンの上手な利用により、一般的にもドローンが日常生活に溶け込む未来が近づいています。その中で、ドローン外壁調査も普遍的に認知されるようになることを願っています!
ドローン外壁調査 実践マニュアル 残り少し、引き続きよろしくお願い致します!!
⏰ 全 21 STEPを予定しております!
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