現在医師であるADHD傾向の人間が普通の人のように振る舞うことを学び実践するためにしてきたこと
僕は20年以上医者を続けていて、今や中年です。
幼少期のことを思い返すと、僕はADHDと軽い自閉傾向ににあった子供だったと思います。ADHDとは注意欠如・多動症の略ですが、小学校時代、僕はクラスに「忘れ物表」があり、忘れ物をするたびに赤いシールを貼っていくシステムがありました。その表に赤いシールが枠からはみ出すほど貼られていたのは僕だけでした。
また、人の話を聞いていることができないんです。どうしても体が動いてしまうのです。拳をぎゅっと握って我慢してずっと聴いている努力をしていましたが、僕はてっきりみんなも同じように努力していると思い込んでいました。幼少期だったので、自分が特別だとは思わず、みんな同じように我慢しているのだから僕も我慢しなきゃと、足をひねったり、爪をぎゅっと握って痛みを与えて、校長先生や先生の話を動かずに聞くことにのみ腐心していたと思います。内容はもちろん入ってきません。何を言っているかも覚えていませんが、その時間はじっとしているための時間だったという認識でした。すごく辛かったです。
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