二進数の狭間
0か1かの世界じゃないが
0か1ばかり求めてくる他人
興味ないけど
まぁわかるよ
結果が全ての場所じゃないが
過程に意味はさほどねぇな
遠い海に行くのはダルいし
近くのコンビニは見飽きたし
納得できない事も多いけど
飲み込むことの方が多いしな
欲しいものも多いが
欲しがる自分は醜いし
キラキラした自撮り 撮るたびに
生活の汚れ 目立つしな
変わっていく自分
変わっていく街
変わっていくお前
寂しいこともあるが
嬉しいこともあるとか
くだらねぇ日々はねぇとか
くだらねぇと飲み明かした夜
話す言葉は記憶に無いのに
笑ってた事だけは覚えていて
駅のホームで寝ちまって
逃した始発か最終電車
酔った頭に浮かぶ
解剖台の上 蝙蝠傘
ポケットに無い
置き忘れた 携帯電話
飲んだ後の財布の中
あるのは綺麗な十円玉
シュールなほどのリアルに迷って
最新の電話ボックスで
話す誰かの中の自分へ
0と1の小さな狭間
生きているのは
何時だって今