20200520 No15 悩んだ症例:アフリカだからでなくシステムと個人の力不足
背景:首都郊外にある小規模個人病院にて、院長(70代)が陽性となった。家族は4階建ての病院の最上階の一角に住んでおり、そのメンバーが濃厚接触者としてself-isolation(自主隔離・外出自粛)と14日間の健康観察の対象となった。院長は検査の2週間前から持病の悪化により体調不良であり、他院を受診した。そこの医師がCOVID19を疑い、検査を実施した。
陽性結果判明後、疫学チームは家族メンバーと面談したが、病院スタッフとの接触は許されなかった。病院経営をする家族が、スタッ