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ヨウ素131/I:甲状腺疾患はどれほど増えるのか
原子番号53の元素ヨウ素の放射性同位体の一種。
半減期
約8日
半減期が短い為、現在進行形で放射性物質が拡散続けている場合に問題になる。
福島原発事故直後には、ヨウ素131も大量に空間や海洋に拡散し、食品や水を汚染していた。
体内での動態
主な蓄積場所は、ヨウ素が集積する甲状腺。
原発事故後の甲状腺疾患の増加に今後とも注目する必要がある。
起こりうる症状
橋本病(自己免疫性の甲状腺機能低下症)
甲状腺腫
甲状腺癌 など
関連が指摘されている。
ヨウ素の事前摂取により、放射性同位体であるヨウ素131の侵入を防ぐことができる。
特に、ヨウ素含有量の多い昆布出汁をよく飲んでいる人の場合、安全なヨウ素が甲状腺に十分に飽和しているために被曝リスクを低減できると考えられている。
一方で、汚染海域の昆布や海藻類はヨウ素131を含む可能性があるので注意が必要となる。