歴史的売上を上げた天才GHのレター
歴史上、最も多くの人(6億人以上)に30年以上にわたって送られ続けたセールスレターをご存知でしょうか?
ヒントは次の2つ:
・コピーライティング理論(マーケティングでも構いません)の観点からは最も難しい類のジャンルの商品、
・それにも関わらず、最大級の売上(ざっくりとした計算で1800億円)を叩き出したレター。
この記事では、そんな歴史的成功を収めたセールスレターの邦訳と、その私なりの分析を載せています。
分析では、一文一文、レターを書いたコピーライター(このレターだとGH)が
・なぜその文を書いたのか?
・なぜその単語を使ったのか?
・なぜその順番で語ったのか?
・他にも語り得ることは色々考えられるが、なぜそれらは書かなかったのか?
などを考えています。
したがって、この分析に書かれている考え方を応用すると、売れるレターを書くコツが掴めるでしょう。
コピーライティングの書籍を何冊も読んでみたけど、まだイマイチ売れるレターが書けないという方は、書籍で学んだ「原理」が実際に使用されている利用例を見ることになるので、使い方の感覚が掴め、自力で売れるレターを書けるようになるかもしれません。
あるいは、「コピーライティングは配慮からできている」という私の持論を採用するならば、ビジネスに限らず、普段のコミュニケーションにも応用できることになります。
(実際、個人的な話ですが、私は売れたレターの分析から得た配慮の仕方を異性とのやりとりに応用し、結果も出しました。)
なお、これらの分析は、ロバート・コリアーが彼の本の中で提唱している6フレームを私なりに解釈した枠組みに基づいて行っています。
その過程では、世界的コピーライター達が書いたコピーライティングの本にも書かれていないような「原理」も発見しています。
(私流の6フレームにはこれらの「原理」も反映されており、私のコピーライティング理論が深まるにしたがって修正を加えています。
そしてもちろん、このフレームワークを、私はレターの執筆の際にも利用しています。)
私がこのような「原理」の発見ができるのは、本業では理論物理学者をしており、分析的に観察する訓練を積んでいるからです。
また、そうして培った研究方法を応用して、私は独自に言葉の研究を行なっており、普段から1つ1つの言葉が相手に与える影響を観察・研究しているからです。
なお、私は普段は元の英語のレターを分析していますので、ここに書いた分析も英語のレターの分析です。
したがって、英語が得意でしたら、元の英語のレター(リンクは以下に貼っています)と見比べながらこの記事を読むことを強くお勧めします。
英語が得意でなくとも、この記事を読めば、コピーライターが配慮していたこと(の中で私がこのレターを分析した際に読み取れたもの)は理解できるようになっているはずです。
では、天才GHが、一語一語に何重もの意図を込めた、芸術的レターをお楽しみください。
私は現役の理論物理学者として研究者を行なっています。ただ、アカデミアの世界は経済的に厳しく、優秀でも諦めてしまう学生さんが多くいます。私は将来的に彼らに自力で稼ぐ力を付けてもらえる会社・奨学金の設立を目指しています。サポートはその為の資金に活用させて頂きます。