メディカルアロマの勉強をしていたら、メディカルハーブから生薬・漢方そして化学・創薬に興味が広がった話
「私が世界史の勉強にハマった理由」の記事で少しだけお話しさせてもらったと思うのですが、世界史の勉強を始めてから、物事をカテゴリー分けして「世界史」とか「地理」とか「現代社会」とか科目分けしても、実際には興味を持つことはその全部にまたがっていて、全ては限りなく繋がっているということを感じるようになっています。
そして今回、新たに同じように感じる出来事がありました。
私は一昨日くらいからメディカルアロマに興味を持っていて、今はスクールにも通っているのですが、最近になって、メディカルハーブにも興味を持つようになったんですね。その理由をお話ししたいと思います。
例えば、フェンネル(ウイキョウ)という植物で考えてみます。
医学的になんらかの効能を持つ植物を薬草(ハーブ)と呼びますが、このフェンネル(薬草)には様々な使い方があります。
種子を水蒸気蒸留すれば精油が採れ、アロマテラピーに使われます。
元々セリ科の植物ですから、葉を食べたり、ハーブティーにしたり、種をスパイスとして使ったりすれば、それはハーブセラピーや薬膳と言われます。
フェンネルから採れる有効成分(生薬)を「茴香(ウイキョウ)」といい、他の生薬と混合して漢方薬が作られます。
つまり、一つの植物を学ぶことで、メディカルアロマ、メディカルハーブ、生薬、漢方の全てを学ぶことができるのです。
それぞれの分野で買い集めた書籍から、自分の興味のある部分を抜粋して一つのノートにまとめてみようと思い立ち、じっくり読み進めたところ、本によってその植物に含まれる成分の書き方が異なることに混乱しました。
一つの植物には2000種以上の成分が含まれるので、それを全部調べることは不可能なのですが、例えば同じ植物においてその主要成分がフラボノイドと書いてあったり、フェノール類と書いてあったり、アピゲニンと書いてあったりします。
調べてみると、「フェノール類のうちのポリフェノールにはフラボノイドという種類があって、具体的にはアピゲニンというものが一つの例として存在する」というふうに、書き方は違うけれども指しているものは同じだったりします。
最初のうちは一つずつインターネットで検索して調べていたのですが、サイトの記事がどこまで正確かもわかりませんし、たまたま大型書店に行く用事があったのでフラッとみていたら、とてもいい本を見つけてしまいました。最初は植物学の棚を見ていたのですがピンとくるものがなく、流れで通りがかった化学の棚で運命の出会いです。
多分、仕事以外で買った本の中では人生で1番マニアックな本だと思います。
そして、行き着くところ、化学(創薬)の分野にまで興味を持ってしまったわけなのですが、よくよく考えると実はわたし、高校生の時に化学部に所属していたんですよね。
三つ子の魂百までってよく言ったもんだなあと我ながら感心してしまいました。
あと、日本メディカルハーブ協会(JAMHA)という協会があって、入会するかどうか迷っているのですが、入会しなくて登録をすればオンラインでレクチャーを受けることができます。
その中のひとつの講義が、今回私が感じたように植物の中の精油やその他の成分の働きを細かく説明してくれているものだったので、購入してみました。
1講義4000円くらいで学ぶことができますので、オススメですよ。