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ランニング開始から3年〜スモールハート症候群判明〜

2019年ランニング開始

私がランニングを始めたのは2019年。きっかけは友人の勧めでした。
今までの人生でランニングの記憶といえばたった2つ。
ひとつは、小学生の時に出場した地域のマラソン大会。
母と一緒に親子マラソンを5km28分で走ったことがあります。
もうひとつは、高校の体育の授業で走った1000m走。
それ以来のランニングですから、なんとなんと25年以上ぶりです‼︎
高校生の時までは痩せ体型だったので、高校生の時の1000m走ではクラスで陸上部の子に次いで2位だったのを覚えています(タイムを覚えていないのが残念)。
あれから私の体は+20kg。重い、重すぎる。

そして、2019年1月3日、今となっては覚えていませんが、時期的にはおそらく新年に運動することを誓ったのでしょう。
登録したランニングアプリを初めて作動させて走った日の記録がコチラです。


「あれ?25年ぶりにしてはまずまずのタイムなのでは?」と一瞬勘違いしてしまいそうな記録ですが、これ、ちょくちょくアプリを止めて休み休み走った結果です。
25年ぶり、なおかつ20kgも太った体で、初めから1kmも続けて走れるわけがなく、こんなにも走れないものかと衝撃を受けました。


ジョギングを始めたばかりの頃は、タイムが前回よりも遅くなってしまうと悔しくて、ゆっくり走った方が長く走れるという、どんな初歩的なノウハウ本にでも書いてあることを、完全に無視していました。
タイムを気にする割に、歩いた時間や止まっている時間はアプリを一時停止していたので、実質は1km8−9分くらいかかっていたと思います。
そして、この頃はまだapple watchを持っていなかったので、心拍数については全く意識していませんでした。

あの日から3年が過ぎました。
週1回は友人と一緒に走るというイベントを取り入れて、なんとかモチベーションを保ちつつ、自己流の方法ではありますが、奇跡的にジョギングは続いています。
多い時は週3回、少ない時は月1回なんてこともありつつも、気づけば3年も続いたということに自分でも驚きです。

ところが、ランニングを続けていても全然ペースが上がらないどころか、ゆっくり走っても速く走っても同じように息が上がってしまいます。
ゆっくり走るとむしろ脚が痛いので、結果苦しい速さで必死に走るという繰り返しになっていました。
さすがに、もしかしてこのトレーニング方法は、心肺機能も鍛えられなければ、ダイエットにもなってないんじゃないの?という疑いを持ち始めたのが、2023年の年始です。
ただ、全く無駄だというわけではないようで、唯一、続けていて変わったなと実感したことがあります。
それは、苦しくても走り続けられる時間は長くなったことです。

2022年の現状

大会に出ようと誘われたことがジョギングを始めたきっかけだったので、時々ランニング大会のサイトを見たりはするのですが、5kmコースに出場するとなると、だいたい足切りされるのが45分くらいの場合が多いようです。
そういう理由で、2022年は5km40分を目標にしていました。
でも、達成できる時とできない時があります。
必死でタイムを意識して走った調子のいい時でこんな感じです。

そして、今日はタイムを気にせずゆっくりたくさん走ろう、と思った時がこんな感じです。

ただしですね、現段階で心拍数は気にしていられません。
ノウハウ本には「心拍数が上がりすぎるランニングは、無酸素運動になってしまうのでダイエットにはならない。なおかつ負荷がかかりすぎて心肺機能の向上にも効率悪し。」みたいなことが書いてあります。
なので、ペースを落として「ランニング」ではなく「ジョギング」をしようと心がけるようにしました。
ところが、ゆっくりのつもりで走っていても、心拍数はすぐに150-160になり、apple watchさんに「ペースを落としてください」と怒られます。
なんなら、試しにやってみたウォーキングでも心拍数は130くらいまで上がりますし、駅の階段を登っただけでも120くらいになってしまいます。
ちなみに安静時の心拍は60台なので、元から脈が速いというわけではなく、動くとすぐに心拍数が上がっているようです。
そうなってくると、「ランニングじゃなくてまずはウォーキングの方がいいのでは?」という声が聞こえてきそうですが、そこは一応「ランニング」をやってみたい企画なので、目をつぶってお付き合い下さいませ。

そして、最近apple watchのデータから確認できることに気づいた心肺機能(最大酸素摂取量)ですが、こんな感じです。

2020年はトレーニング成果なのか、少しずつ上昇しています。
最初の頃の異常に高い数値は多分ちょこちょことアプリを一時停止していた影響と思われます。
なんか最近体力無くなったな、と感じた今年5月からなぜか下がっています。

2022年の5月以降に心肺機能が下がった原因については、思い当たることのひとつは「心拍数が上がりすぎないように上限を定めて、ペースを落として走っている」ということなのです。
心拍数が170を超えたら150を切るまで歩く、というマイルールを作ってから心肺機能が落ちています。
どうもノウハウ本に書いてある内容と矛盾しているように思えます。
あともうひとつは、2021年の夏から週1−2回通っていたパーソナルトレーニングをやめたことです。多分筋肉量が落ち、それなのに体重は増えて、脂肪が相当増えたのだと思います。


スポーツドクターの勧めで心臓の検査を受けてみた

そういう経緯があって、心肺機能を鍛えるためにはどういうペースで走ったらいいのか悩んでいることを職場のスポーツドクターに雑談中に話してみたところ、念のために一度心臓の検査を受けることを勧められました。
そして心エコーを受けてみたのです。
すると、なんと…。
私の心臓には心拍数が高い理由がありました。

それは・・・

スモールハート症候群


病気ではありません。心臓の大きさの個体差です。つまり、人より心臓(特に左心室)が小さかったのです。
小さい心臓で同じだけの酸素を全身に回そうとすると、ポンプを動かす回数を増やすしかないので、結果として心拍数がすぐに上がってしまう、というわけです。
特に運動制限はありません。
「レースでタイムを競うところまで走り込むのはお勧めできないけど、ハーフマラソン記念参加くらいなら大丈夫」とお墨付きをいただいたので、安心して心拍数を上げることができるようになりました。

トレーニング方法についてはちゃんと本も買って勉強しました。
レディアードのランニング・トレーニングは、読んでよかった1冊です。
この本の良いところは、マラソンの大会でタイムを伸ばしたい人から、今日ジョギングを始める人超初心者まで、幅広い層のニーズに応えてくれる内容であることです。

心拍数が上がる原因がわかったことで、、心拍数が上がったらペースを落とさなければならないという意識から、「ペースを落とす基準が私は普通の人より高い心拍数でいいんだ」という意識に変えることができました。
友人と一緒に走っていると、私の心拍数が170になっても普段通りに会話ができることは、いつも驚かれます。
今は、心拍数が高くなっても、走れるうちは走ろうというコンセプトに替え、なんとかジョギングを続けています。