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ふつうの女性が、ふつうのままで。

ドリゼラ《ギョッとする絵でホッとする》 on Instagram: "この世には「ふつうの女」が溢れている ⁡ 特別に美しくもない 自分ビジネスで年商10億でもない 愛と光と豊かさに溢れてもいないし 魂の使命を生きているわけでもない ⁡ ふつうの、 ⁡ そして かけがえのないわたしたち ⁡ ⁡ ⁡ ふつうのまま ふつうのわたしたちが 幸せになれますように ⁡ ⁡   @𝗱𝗿𝗶𝘇𝗲𝗹𝗹𝗮_𝗷𝗽𝗻 ======================= 「ギョッとする絵でホッとする」を メインテーマに、 スピリチュアルやら自己啓発やらを頑張り過ぎて疲れてしまった女性に向けて 変な絵を描いています。 ↓ ↓ ↓ @drizella_jpn ======================= ⁡ #スピリチュアル 疲れ #自己啓発 疲れ #心理学 #自分を愛する #生きづらさ #セルフラブ #自己肯定感 #セルフコンパッション ⁡ #フェミニズム" drizella_jpn on July 24, 2024: "この世には「ふつうの女」が溢れている ⁡ 特別に美しくもな www.instagram.com

先日投稿したこのリールが、
予想を超える反響を呼びました
バズり散らかしたというわけではないのですが、
エンゲージメント(コメントやメッセージをくださったり、シェアしてくれたりすること)が非常に高かったように思います。
「泣きました」というお声も非常に多くいただきました。



サッとスワイプすればすぐに次の動画に移れるのに、素通りせず、立ち止まって、
このリールを深く味わってくださったこと、とても嬉しく思います。

DMをやりとりさせて頂いた数名の方にはお伝えしたのですが、
改めて、このリールを作ろうと思ったインスピレーションを得たきっかけを、
自分の備忘録もかねて、記しておこうと思います。


女性専用車両で気づいたこと

わたしは東京都内に住む会社員で、
普段はリモートワークをしていますが、
オフィスに出社するときは、女性専用車両に乗って通勤しています。
ある日、混雑した車内をふと見渡すと、
制服を着た学生さんから、
70歳くらいの方まで、年齢も人種も様々の、たくさんの女のひとが乗っていましたが、
いい意味で、「ふつう」の女性たちしかいないことに気づきました。

モデルさんのような美人も、
常にやさしい微笑みをたたえている波動爆アゲ女神のような人も、
いませんでした。

乗っていたのは、私も含めて、ふつうの、素朴な女性たちでした。朝だから、ちょっと浮腫んでいたり、眠そうだったり、だるそうにしていたり。

当然のことではあるのですが、
そのことを改めて認識したとき、すごくホッとしたんです。



そしてふと、
「ふつうの女性が、ふつうのまま、ふつうに幸せになれる世界でありますように」という言葉が浮かびました。
(※宇宙のメッセージとか天からのお告げとか、そういうテンションではなく.....なんとなく思い浮かんだ言葉です)


その日一日、その言葉が頭から離れず、
夜、お風呂上がりにノートを開き、自分なりに言語化してみました。

「ふつうの女性が、ふつうのまま、ふつうに幸せになれる世界でありますように」とは...


ふつうの女性が

=容姿や学歴、生育歴、社会的ステータス(結婚しているかや子どもの有無)や年齢や国籍などに関わらず、あらゆる女性が

ふつうのまま
=いわゆる「スピ」的なパワーを得たり、学びを深めたり、ワークに取り組む必要なく、または、過度に理想的なライフスタイル(*)を実現せずとも
(*)高級ホテルのラウンジで一杯3000円のコーヒーを毎日飲みながら一日3時間だけ働いて年商10億稼いでます♡とか

ふつうに幸せになれる
=家事や育児といったケア労働を当然のように押し付けられたり、昇進や賃金の面で不利な立場に立たされたり、鑑賞や評価の対象として顔や身体をジャッジされたり、性暴力にあったりすることなく、ひとりの人間として、尊厳を守られ、安心して生きていけること。
また、幼い頃に心の傷を負っていたり、今辛いことがあって助けが必要なら、メンタルヘルスのサポートに容易に繋がれること。体調が悪いときにはちゃんと休めること。


....ということでした。

わたしがずっと欲していたのは、こういうことでした。そして、そういう世界が「ふつう」であってほしいと思いました。
引き寄せたり、100回アファメーションしたり、新月に願い事手帳に書いたり、次元を高めたり、波動を整えたりせずとも、そうやって暮らせることが、
あたりまえになってほしいと思ったんです。

この気持ちを何かで表現したくて、
先のリールを作った、という経緯です。


「普通」と「ふつう」


投稿後、冒頭に書いた通りたくさんの反響がありました。
そしていただいたご感想を拝見して思ったのですが、
「普通」と言う言葉に、一瞬、いやなイメージを抱いた方もいらっしゃったようです。

「みんなと同じように普通になりなさい」
「普通、女は子どもを産むもんだ」
「どうしてあなたは普通に頑張れないの?

というように、
「普通」が、社会的からの期待や押し付けられた役割を表す文脈で使われる場合、
たしかに、いやですよね。

このことについて考えたんですが、
社会が定める「普通」って、ぜんぜん「ふつう」じゃないなと思いました。
すごく狭い範囲を「これが普通の社会人/女性」と定めて、そこに、人を閉じ込めているようか感じがします。

ざっと洗い出してみましたが、
こんなにあります。

「普通」の社会人の条件

1. フルタイム勤務: 会社に勤め、通常は週5日、9時から5時までの勤務時間。
2. 安定した収入: 定期的な給与を得て、生活費や趣味に使える余裕がある。
3. 規則正しい生活: 毎日決まった時間に起きて、仕事に行く生活リズムを持っている。
4. 責任感: 自分の仕事に対して責任を持ち、業務を遂行する姿勢。
5. スキルアップや自己啓発: 資格取得やセミナー参加など、自己成長を目指している。
6. コミュニケーション能力: 同僚や上司、取引先と円滑にコミュニケーションを取れる。
7. 健康管理: 定期的な健康診断を受け、体調管理をしっかり行う。
8. 余暇の充実: 仕事だけでなく、趣味やリラックスできる時間も持つ。

普通の女性の条件

1. 結婚・家庭生活: 一般的には、結婚して家庭を持つことが期待されることが多い。
2. 子育て: 子どもを持ち、育てることが「普通」とされる場合がある。
3. バランスの取れた生活: 仕事と家庭、プライベートのバランスを保つ。
4. 美容やファッションへの関心: 身だしなみや美容、ファッションに気を遣う。
5. コミュニティへの参加: PTAや地域の活動、ボランティアなどへの参加。
6. 家事能力: 料理や掃除、洗濯などの家事をこなす。
7. 社交性: 友人や親戚との付き合いを大切にする。
8. 自己啓発: 趣味や習い事を通じて、自分磨きをする。

....細かくあげればまだまだありますが、
これ、どうですか?
自分でそうしたいと願い、実現させているならもちろんいいのですが、
「こうあるべき」という考えから、
全部をクリアしてその枠の中に収まり続けること、もしくは収まるように努力しつづけること、
無理
じゃないですか?

そして、無理!と思いつつ、そうしなければ、
やっぱりなんとなく、居場所がないような、社会的に置いてけぼりされてしまうような、困ったことがあっても自己責任だと責められてしまうような、
そんな感じがしませんか?

わたし、これがイヤなんです。
そして、その息苦しさを解消するためにスピるのも、イヤになりました。
イヤ、イヤ言ってワガママな子どものように聞こえるかもしれませんが、イヤなもんはイヤなんです。


なので、今回のリールは、
「ありのままの、この、ふつうでそぼくなあなたのままでいいんだよ」というメッセージと、
「そう思えない社会っておかしいよね」という、
二つのメッセージがこもっている、ということになると思います。

改めて、「ふつう」について

わたしのハンドルネームの「ドリゼラ」(シンデレラのいじわるな姉)もそうですが、
愚痴を言ったりダメなところがあったり失敗をしたりするのも、本来はすごく「ふつう」ですよね。 素朴でさえあると思います。

私たち女性に、過度な期待をしないでほしい。
わたしたちは、良い意味で、
ただの、ふつうの、女たち。

優しくも、清廉でも、家庭的でも、献身的でも、協力的でもない。「女性ならではの細やかな気配り」もしないし、べつにホスピタリティもない。

そういうものから解放された、
「ふつうの女たち」に、会いたいです。
「ふつうの女たち」が自由に過ごす世界であってほしいです。
皆さんの感想を読みながら、改めてそんなふうに思いました。

これを読んでくれた、ふつうのあなたが、
そしてこれを書いたふつうのわたしが、
ふつうに、幸せに、暮らせますように。



読んでいただき、ありがとうございました!


ドリゼラ

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ドリゼラ
お読みいただき、ありがとうございました。わたしという大地で収穫した「ことばや絵」というヘンテコな農産物🍎🍏をこれからも出荷していきます。サポートという形で貿易をしてくれる方がいれば、とても嬉しいです。