あなたのMP(マジックポイント)、まだ残ってますか?
科学的根拠の薄い与太話です。話半分で。
長いので3行で
MPは有限です。使うと減ります。
MPが残り少ないときの「思考」「決断」は質が下がります。
重要な思考・決断をする際は、MPを回復させてから臨みましょう。
以下、長々と。
テレビゲームのHPとMP
ファンタジー系テレビゲームの多くで、キャラクターに「HP(ヒットポイント)」と「MP(マジックポイント)」というパラメーターが設定されています。
どちらも、各キャラクターに固有の上限値があり、ゼロから上限値の間で増減します。
HP
HPは、体力です。
敵から攻撃を受けると減少します。
薬や回復魔法、休息などにより回復します。
攻撃を受け続け、HPがゼロになると、そのキャラクターは死亡し、行動できなくます。
今回の話にはあまり関係ありません。
MP
MPは「魔法を使うためのエネルギー源」のようなものです。
魔法を使うと減少し、休息などにより回復します。
MPがゼロになっても、キャラクターが死亡するわけではりませんが、魔法が使えなくなります。
魔法の種類によって「1回の魔法の使用でどれくらいMPを消費するか」が異なります。
通常、効果の大きい魔法ほど、MPをたくさん消費します。
MPが残り少なくなると 「弱い魔法はまだ使えるけど、強い魔法はもう使えない」 という状況も発生します。
たとえば、「MPが残り15」になると、「MPを20消費する、強い攻撃魔法」は、使えません。
「手持ちのお金」に喩えると感覚が近いかもしれません。
使うと減ります。
残金よりも高額のものは買えません。
現実世界の「MP」
現実世界の私たちは魔法は使えませんが、私たちの身体にも「MP」のようなものがあります。
有限の資源で、使うと減ります。
「考える」「決める」「不慣れなことをする」「嫌なことに耐える」などをすると、減少します。
「難しいこと」を考えたり、決めたりするとき、特にたくさん消費します。
「慣れていること」は、MPをあまり消費せずにできます。
肉体的に疲労していたり、空腹だったり、痛みがあったりする場合も、減ります。
一日の終わりには、基本的にだいぶ減ってます。
肉体的に休息すると、回復します。
あと、「嬉しいこと」があると少し回復できます。
甘いものを食べるとか、アイドルファンなら「推し」を見るとか。
MPが残り少なくなると、「考える」「決める」「不慣れなことをする」「嫌なことに耐える」などが、うまくできなくなります。
決断や思考のクオリティが下がります。
平常時ではしない間違った判断をしたり、考慮の抜け漏れが増えたりします。
注意力が下がり、ごく簡単なことに失敗します。
ちょっとしたことで無駄にイライラし、他者への当たりがきつくなります。
「強い魔法」を使う前に、MPを回復させよう
大事な思考や決断に臨む前は、しっかり休息を取り、MPを回復させましょう。
MPが残り少ない状態で高額な買い物をしたり、取り消しにくい契約を結んだりするのは極力避けましょう。
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