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博士課程での悩みを共有できる相手【ちょこっと回想録】

こんばんは、Dr.りけ子です。先日公開したWEBマガジンにて、やりたいことがたくさんありすぎて、脳内が若干パンクしています・・・🤯今週末の創業スクールの準備もやらないとで、今週は踏ん張り時です。

今日は久々の【ちょこっと回想録】を!8月17日~8月22日のつぶやき、計3品を掲載しました。



①博士課程での悩みを共有できる相手

ネタみたいな書き方をしましたが、博士課程での悩みを共有したり相談したりできる人がいるのは、学生生活を送るうえでとても大事なことだと思います。

修士課程を修了してお仕事をしている同期とは、当たり前だけれど、どうしても話が合わないときがあり、たまに肩身の狭い思いをすることも。例えば、「仕事、めっちゃ大変だわ」とか「学生でいいよね」とか言われたことがあります。悪気はないだろうし、当時の私も仕事の大変さは知らなかったので、悩みに完全に寄り添えなくて申し訳無いと思いつつ、「いやいや、博士も大変だからね!?」と心のなかでは思っていました。

社会人の悩みは社会人同士で、博士学生の悩みは博士学生同士で、共有した方が、お互いに似たようなことを経験しながら生活しているはずなので、寄り添えるのではないかと思います。博士学生の方は、研究室や同期、SNS、学会など、いろんな場所で博士学生に出会えるので、積極的に友達を作ると良いですよ!

②身内が研究者な家族のあり方

パートナーが研究者の場合、研究者側が単身赴任でお仕事をしているパターンをよく耳にします。また、家族一緒に過ごす選択を取った場合に、地方に行くのが嫌だという意見が家族内で出ると、研究者側の勤務先がかなり絞られるので、ポストを得るのに苦労する様子を間近で見たこともあります。

准教授や教授のようなパーマネント(無期限で雇用される形態)のポストを得られるまでに、任期付で各地のポストを転々とする制度、そろそろ改めても良いのではないかと個人的には思っています。「期間内に結果を出さなければならない」というプレッシャーが相当すごいみたいで、しかも、任期が切れる頃に望みのポストがあるかもわからない。テニュアトラックのような制度もありますが、若手だからこそ、もっとのびのびと研究に打ち込める環境があっても良いんじゃないのかなと。

また、研究者がパートナーである配偶者の方も、キャリアの積み方に悩んでいる人が一定数いるのではないかと思います。一緒に生活することを選択した場合、数年おきに大移動する可能性が高いので、腰を据えてキャリアを積んでいくのが難しいなと感じます。

私の場合は、会社で働くよりも、もっと大事にしたいと考えた家庭・博士支援を選んだので(パートナーの合意あってこそですが)、後悔は全くありません。

ですが、「博士まで進んだのに専業主婦はもったいない」と何度か言われたことがあります。この言葉を言われた時に、私のように臨んで家庭に入った人もいれば、きっと悩んだ人もいるんだろうなと思いました。研究者だけではなく、そのパートナーに対するケアみたいなものも、あっても良いのかもしれないですね。

③やっぱり研究開発だよね・・・

3割の企業が研究開発以外でのニーズありと回答したものの、その倍以上がニーズなしと回答。やっぱり「博士=研究職」という認識が一般的だよなぁと、この記事を読んで感じました。

一方で、こんな世界で「博士も汎用的スキルをきちんと身につけているんですよ!」と宣伝することは、とても価値があることなんだろうな、というのも再認識。じっくりとメディアを育てていきたいなと感じました。


📣産業界での博士の活躍を応援するWEBマガジン”PhDCAST”、10月15日より公開しました!まだまだコンテンツ数は少ないですが、少しずつ増やしていくので、ぜひ遊びにいらしてください~🎓️


博士が輝ける社会となりますように!

Dr. りけ子

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