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【リフレクション#01】ブートキャンプ:Xデザイン学校2024マスターコース
こんにちは、らいおん丸です!
今回は、5/18に始まりました、Xデザイン学校マスターコース#01「ブートキャンプ」について、気づいたことや学んだことを振り返って書き残していこうと思います。
大人の学び
本講座のはじまりは、アドバイザーの日野さんによる「大人の学び」。
ご自身のUXデザインに関する学びの紆余曲折を、たっぷりのユーモアとともに紹介。山あり谷ありのこれまでを振り返ると、谷から山に移行するタイミングにはつねに「学び」があったとのことでした。
これから10カ月の期間をかけて、UXの山をどんどんと登っていくイメージで頑張っていこうと思います。
UXデザインの全体像
前回のプレ講座でもあった「近江商人の三方よし」の概念の解説を、改めて聞きました。
「ビジョン/パーパス」を中心に「ヒューマン(ユーザー)、ビジネス(企業)、ソーシャル(社会)」の三方よしに配慮することが、これからのサービスデザインには大事だということを再認識しました。
人間中心設計、ユーザビリティ、UXデザイン
充足すれば満足するが、不充足でも仕方ないと受け取られる「魅力的品質(UXデザイン)」と、充足するのが当たりまえで、不充足だと不満を感じる「当たり前品質(ユーザビリティ)」があると、狩野の品質モデル図を使って解説していたのが非常に分かりやすかった。UXデザインとユーザビリティの区別が明確にできました。
3つのエクスペリエンス
体験のデザインには、「商品やサービスを利用するユーザーの体験を意味するUX」、「企業で働く社員や従業員の体験を意味するEX」、「ユーザーでも社員でもない社会の人の体験を意味するSX」の3つがあり、近年はでEXへの取り組みが大事になってきたと聞きました。
近年、日本は少子化や労働力不足とか言われるようになってきたので、企業もEXを向上させることが、企業の競争力に直結するのだと思うと興味深かった。
デザイン思考、アート思考
ビジネス界隈でも良く耳にするようになったデザイン思考。
さまざまなアプローチがデザイン思考にはあるけど、代表的なプロセスとしてダブルダイヤモンドを紹介していた。
デザイン思考以前は、まず課題を提示されてからデザインが始まっていました。だけど、そもそも、その課題って正しいのか?という疑問をもったことで始まったのがダブルダイヤモンドのプロセスです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716381968880-pU6mVmoco4.png?width=1200)
中央にある課題に対して、その課題が正しいのかを検証するプロセスが左側にあり、課題の正しい解決策を検証するプロセスが右側にあるのが、ダブルダイヤモンドになります。つまり、正しい問いを立てることがこのデザイン思考の重要な要件なのだと理解しました。
それに対して、アート思考では課題の解決を目指してはいない。
不確実性が高まっている現代では、課題解決のアプローチよりも、あるべき未來像を提示して、そこに向かっていくアプローチの方が魅力的なんじゃなかというのがアート思考だと解釈しました。
あるべき未來=ビジョン・パーパスに向かっていく感じかなと。
シリコンバレーのエンジニア界隈で言われる「North Star Metric」に近いのかなとイメージしました。たしかに、理想が鮮明であればあるほど向かって行きやすい道標になるし、理想と現実のギャップを埋めていくプロセスの方が何だか魅力的に思えました。
アート思考のプロセスのひとつに、エフェクチュエーションというのがあるらしい。理想を掲げながらも、とりあえず始めるための5つのマインドを紹介。その中のひとつ「Bird in Hand」は、手元にあるリソースから始めることを意味しています。計画に必要なものを集めてから始めるのではなく、今あるリソースで始めるためには、どうすればいいのかというアプローチ。
そのためには、必要最小限のアイデアや要件に絞っていく必要がありそうだ。結果、ビジョンやパーパスで一番重要な部分にフォーカスされるのだなと思いました。これも、ソフトウェア プロダクトでよくいうMVP(Minimum Viable Product)のアプローチと共通点があるのかなって思いました。
デザイン思考、アート思考、どちらが優れているかということではなく、どちらも大事。未来のためのビジョンを提案して、そこに向かって現在の問題も解決していくのかなと考えてます。
最後に
いよいよ始まったマスターコースです。
10か月かけて企業課題に取り組み、グループのみんなと力を合わせて素敵な提案ができるよう頑張っていきたいと思っています。
10か月後には、僕たちのチームは、どんな未來を描いているのか、今から楽しみです。