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【リフレクション#03】ビジョンとパーパスの発想と具体化:Xデザイン学校2024マスターコース
こんにちは、らいおん丸です。
今回は、だいぶ時間が経ってしまいましたが、7/20に行われた、Xデザイン学校マスターコースの3回目の講義の振り返りを記してみたいと思います。
クリエイティブなチーミング
まず冒頭のテーマはチーミング。不確実性が高まる世の中でビジネスを進めるには、チーミングが大事になるようです。チーミングとはいわゆる「状況にあわせて柔軟なチームワークを構築する」こと。そのためには、以下の4つの観点からチーミングしていくことが大事なポイントだと講義では言っていた。
1)心理的安全性を保つ
自分と他人の価値観を把握し理解する
心理的安全性を体験できるメンバーを増やしていく
チームのビジョンやパーパスなど、共通の価値観や目標をもつ
相手を尊重しながらも、自分の主張も大事にする
心理的安全性は、昨今よく聞くようになった。
いまの職場でも心理的安全性の高いチームづくり、組織づくりなどと言われるようになってきた。体験的に相当な信頼関係が裏付けになっていないと心理的安全性は高まらないと感じていたので、講義の内容はとても気になりました。
2)ポジティブな対話をする
他人の考えに共感できるポイントを見つける
自分のことをネガティブワードを使ってとらえない
具体的な提案(フィードバック)をする
既知のやり方にとらわれない(アンラーニング)
ポジティブな対話がないと会話が広がっていかず、良いアイデアも生まれない。逆に会話が広がるときはアイデアも次々と出た経験があるので、この辺も体験的にも共感しやすかった。
3)クリエイティブマインドを駆使する
未来を想像し、ビジョンを考える
人を笑顔にするように社会と人によいことを目指す
視点を変えて本質を追求することを楽しむ
あいまいな状況のなかで探索することを楽しむ
すぐに形にすることを楽しむ
4)プレイフル・シンキングを
「どうやったらできるか」で考える
メタ認知的な俯瞰した視点で考える
プレイフルな課題設定で課題を楽しむ
たしかに良いチームワークを発揮したときって、これらを無意識にだけどやっていたなぁってっていうことに文章にしていて気づきました。
講義の中で紹介があった書籍はすぐに購入したので、さっそく読んでみようと思います。
ビジョンデザイン
ビジョンは一度作ったらおしまいだった時代から、時代に合わせて作り変えていくことが必要な時代になったと講義で言っていた。
ビジョンデザインは、こんな社会になって欲しいという「個人の妄想と熱い想い」が原動力になり、よりよい社会をつくるための「ありたい未来の姿」を提示することと説明があった。
その「ありたい未来の姿」を実現するために「体験的プロトタイプ」を作って検証し社会実験を進める必要があるけど、そのためには組織デザインが大変重要になる。このあたりは、理想を実現するための枠組みをどうやって作っていくかだと認識した。社内だけでなく、外部の協力者を探したり、適材適所でメンバーをアサインしたりなど、わりと実務としても取り組んでいる要素だったのでイメージはしやすかった。
個人の熱い思いから出発して「ありたい未來の姿」を思い描き、検証のための「体験的プロトタイプ」を作るための「組織をデザイン」する。そしてプロセスを繰り返しながらビジョンデザインを深めることが大事。
そしてこのプロセスは一方向ではなく、双方向や繰り返しをすることでより良くしていけるのだろうなと感じた。
批判的対話によるスパーリング
より深く物事を解釈するための対話方法として、批判的対話という方法が紹介されていた。これは自分が何かしらの仮説を立てたことに対して、別の人が批判となる別の視点をもちこむことで、仮説を確信したり、別の視点で考えるきっかけを作るという手法らしい。
批判というと、どこかちょっと嫌な感じに捉えられなくもないが、別の視点・別の意見という意味。批判を言う方も別に相手の意見を打ちまかそうと言うのではなく、より強い意見にするという目的で対話することが大事らしい。
この批判的対話をうまく実行するには、心理的安全性をどこまで高められるかが重要になるんだろうなと聞いていて思った。今後、自分たちのグループワークにおいてもこの辺りの対話が効果的にやっていけたらいいなと思った。
おわりに
前回はビジネスアプローチとして、ビジネスモデルキャンバスを使ってビジネスデザインをチームで考えました。そして今回、ビジョンアプローチとしてチームのビジョン・パーパスをつくることに取り組みました。次回はユーザーアプローチに取り組むことになる。
こうやって毎回毎回、僕たちチームが考えるサービスをブラッシュアップしていくのだけど、まだまだ先が見通せていなくて毎回モヤモヤがつづいてる。このモヤモヤを払拭するためにも、チームの北極星としての「ありたい姿」のビジョンをより明確にしていきたいと感じている。