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【山旅】 ドリフ的 「秋に再訪したい」 アルプスの ベストトレイル (過去旅まとめ)

「今時期のベストトレイルってどこですか?」そんな話をたまにドリフでします。

9月から10月前半までなら断然アルプス。秋は空気が澄んで眺望が抜け、山肌が所々色づき始める感じが素晴らしいのです。

僕達のベストハイクには、9−10月に行った秋のアルプスハイクが数件挙がります。過去の僕達の山旅からそのトレイルをピックアップし、ダイジェスト含めてまとめてみました。

どこも2泊3日程度の行程がベースでそれなりの時間と体力が必要ですが、好天に恵まれれば秋の季節には最高のトレイルなので激推しです。むしろ秋の晴れ予報の平日に無理やり有休取ってでも行ってほしい!

下記5つのトレイルを推します。

◾️裏銀座(烏帽子小屋-真砂岳)
◾️西鎌尾根(槍ヶ岳-双六小屋)
◾️雪倉岳(白馬岳-朝日岳)
◾️檜尾岳(宝剣岳-空木岳)
◾️飯豊連峰(飯豊本山-頼母木小屋)

なんだか山メディアの記事みたいなトーンになっていますね(汗。

◾️裏銀座(烏帽子小屋-真砂岳)

2014年秋に行ったこの季節の裏銀座を超えるハイクを体験していないかも。
そのくらい眺望もトレイルも素晴らしいのです。(過去3度歩いています。)

この日の裏銀座がNo.1だったのかもしれない。

夜明けと同時に烏帽子小屋を出発。山肌が赤いのは朝日と紅葉のせい。

振り返ると剣・立山と後立山連峰が全開。

少し進むと正面に飽きるくらいに槍ヶ岳を見ながら進みます。

森林限界超えの紅葉も素晴らしい。

比較的なだらかな稜線が続きます。

裏銀座といえば、白っぽい印象が残っています。

野口五郎岳を超えて真砂岳あたりまでが裏銀座のエース区間ですね。

野口五郎からの下りでは360度北アの主峰群が見られます。北アの中心はここかもしれません。

この先には鷲羽岳を経由し、三俣方面もしくは雲ノ平など、北アルプスのエース区間が待ち構えています。

推奨ルートは、
1日目:高瀬ダムー烏帽子小屋
2日目:烏帽子小屋ー三俣山荘
3日目:三俣山荘ー新穂高温泉
(※2日目に黒部五郎小屋まで行ければ、3日目に折立に下山も可能。)

↓ 裏銀座の過去旅はこちら ↓

◾️西鎌尾根(槍ヶ岳-双六小屋)

西鎌尾根は秋に限らず夏山でもスーパーエース区間。「鎌」系尾根は構えてしまうと思うけど、西鎌は楽園です。ここを歩くことを目的にルート組むことあるくらいに。(ここも過去3度歩いています。)

縱沢岳への上りから振り返る西鎌尾根。

槍ヶ岳山荘を出発すると、すぐに西鎌尾根が全開で見渡せる。

自分がこれから歩く尾根を見渡せる絵はきっとみんなの好物でしょ。

「鎌」尾根のネーミングにビビっていたからこそ、この穏やかな感じがより一層「楽園」トレイルに感じたのかもしれない。

ほんと良いとこ取りの稜線。

双六方面への最後の下りでは、三俣や鷲羽も見渡せる。

水の豊富なエリアだからか、この辺は本当に緑の稜線なんですよね。

双六からは、新穂高に下山も、三俣方面に縦走も可能。
実は双六から「笠ヶ岳」に1泊で足を伸ばすのもオススメですよ。

推奨ルートは、
1日目:上高地ー槍ヶ岳山荘(or 殺生ヒュッテ)
2日目:槍ヶ岳山荘ー笠ヶ岳
3日目:笠ヶ岳ー新穂高温泉
(※2日目に新穂高温泉への下山は可能。)

↓  西鎌尾根の過去旅はこちら ↓

◾️雪倉岳(白馬岳-朝日岳)

ロープウェイで登りを稼いで、北ア最北の極上トレイルにアクセスできる白馬岳と朝日岳の間のトレイルは人も少なく、落ち着いたハイキングを楽しめます。
(同じく3度歩いています。)

北ア最北なので森林限界が低いんです。

白馬の主稜線にある、三国境(岐阜・富山・長野県境)から北側に伸びる稜線が雪倉岳から朝日岳に繋がる稜線だ。

朝日岳の向こうには富山の海が見えている。海の幸を食べたくなる。

白馬を振り返る。人気の主稜線から離れると一気にプライベートトレイルみたいになる。

10月初旬なので早朝の気温は一桁です。

雪倉岳からの下りからは一気に紅葉が広がる。

海に向けて下っていく感じも素晴らしい。

そして楽園。

木道って絵になるなぁ。

朝日小屋はテン場も快適で、食事も山小屋では抜群に美味しいので、宿泊を推奨。翌日に蓮華温泉への下山が一般的。白馬スタートでも一気にイブリ尾根を下り、北俣小屋への下山も体力とスピードあれば可能。

推奨ルートは、
1日目:栂池自然園ー白馬大池
2日目:白馬大池ー朝日小屋
3日目:朝日小屋ー蓮華温泉
(※1日目に白馬頂上山荘に行ければ、2日目の北俣小屋への下山は可能。)

↓ 雪倉岳(白馬岳-朝日岳)の過去旅はこちら ↓

◾️檜尾岳・中央アルプス主稜線(宝剣岳-空木岳)

ここもロープウェイで一気に2,800mからスタートできて、1泊2日で完結できるお手軽な3,000m級の縦走ルート。人気の木曽駒ヶ岳はパスしてロープウェイ山頂から一気に南下するルートがおすすめ。

1泊目を檜尾避難小屋(2022年からテント場アリ)にして2日目がハイライト。

右の山の山頂付近にポツンと見えるのが檜尾避難小屋。

北アに引けを取らない立派で爽快な稜線。

実は乗鞍岳とか御嶽山が見えるのも中央アルプスらしい。

空木岳直下の垂直の登りはちょっと怖い(危険)なので慎重に登りましょう。
そこからはひたすら長い下り。駒ヶ根下山後は「明治亭」のソースカツ丼食べて、南信州ビールのアップルホップを飲みましょう。

推奨ルートは、
1日目:木曽駒ヶ岳ロープウェイ山頂駅ー檜尾避難小屋
2日目:檜尾避難小屋ー駒ヶ根

↓  檜尾岳・中央アルプス主稜線の過去旅はこちら ↓

◾️飯豊連峰(飯豊本山-頼母木小屋)

厳密にはアルプスじゃないけど、2,000m級の東北の山で「飯豊アルプス」なんて呼ばれるくらいに眺望と「たおやか」な稜線が素晴らしい。ここにしかない景色を楽しめる。唯一、インアウトのアクセスの難しさがネックだが、一度は訪れてほしい山。

2日目。雨の朝は憂鬱だけど、こんな感じの牧歌的とも言える稜線が素晴らしかったことは伝わるだろうか。

ここは日本だろうか。

草原みたいなんだ。

雨なのにベストトレイルに選んでしまうくらい良かった。

今まで歩いてきた稜線が見渡せる。こんなになだらかで緑の多い山なんだと。

飯豊本山から門内岳あたりまでが「たおやか」と呼ぶに相応しい。

晴れてきたらもう最高。

最高。

他のアルプスでは見たことのない感じ。

山形側に下山して牛肉を食べると言う選択肢もある。

スマホの待ち受けは今でもこれ。

最高。

登山口と下山口をショートカットすれば1泊2日でもショートカットは可能。
でも2泊か3泊で行ってほしい山域。

推奨ルート(健脚向け)は、
1日目:弥平四郎登山口ー御西小屋
2日目:御西こやー頼母木小屋
3日目:頼母木小屋ー奥胎内ヒュッテ

↓  飯豊連峰の過去旅はこちら ↓

◾️最後に

改めて記事を書いてて気づきました。
この5つのトレイルを超えるハイクにここ数年出会えていないことに。
ハイキングへの情熱を取り戻すのに必要なのは、更なるベストハイクに出会うことですね。

山旅のルート組みの参考になる話、ドリフでもできますので、ビール飲みながらでも是非。


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