POP-UP Keitaro Endo 写真展”metro"を終えて
2022.1.19-1.22に開催した、ドリフとして初めての写真展。
とにかく楽しかった。新鮮だった。様々な視点から気づきがあったので、熱の冷めないうちに残しておきます。
とにもかくにも遠藤くんありがとう。
◼︎背景
近所に住む遠藤くんが偶然ドリフに通うようになったのがきっかけ。大手消費財メーカー勤務しながら、趣味でどハマりした写真の世界で生きていけるように会社勤めをしながら活動をしていることに共感。ドリフ側から常にオファーしていたが、2020年秋頃についに写真展に向けて始動。
◼︎展開
当初は額装写真10点程度の予定も、ディスプレイを相談する中で、ビール缶に写真を貼り付けて展示する案が浮上。ドリフで写真展をする上でこの上ないコンセプトの展示を実施することに。ラボ的なディスプレイの予定だったが、サンプルが想像以上に素晴らしく、事前打合せの場に居合わせた人達からも評判高く、作品兼お土産として展示販売をすることに。
◼︎事前の不安
従来は「ビール」と「外遊び」「旅」という自分達が得意なカルチャーの中でのPOP-UPだったことから、一定の集客と反応があったが、今回は「写真」という自分達にはないアートの分野であり、場としてもギャラリー的な場になれるのかという不安があった。同時に従来のドリフのお客さんは一定数見込めるものの、写真関連の新しい人達にアプローチできる自信がなかったのは事実。
◼︎結果①(会場の仕上がり)
ドリフが見違えるような場になれたことは大きな気づき。もちろん、箱や機材のの限界はあるけど、作品と展示方法の工夫によって、雑多なギアショップが簡素なギャラリーの役割は僅かながら果たせた気がする。もちろんその筋の人から見たら全然って言われるんだろうけど、文化祭として目指したゴールとしては十分だと思う。
◼︎結果②(来場者の反応)
いつものドリフの会話に加えて、いつもと違う会話の生まれる場所になったことが新鮮な成果。
日常から写真やアートに積極的に触れていない方々とっても身近に感じて購入に至るなど新鮮な体験になる場面も多く見られたのは嬉しかった。
工夫したBeer Can Artの評価も高く、後に販売点数を聞いて驚いた。
◼︎結果③(ドリフ発信力の限界)
遠藤くんの活動に寄与する、新たな写真関連の人達にはアプローチできず不甲斐ない。
完全にカルチャー外で実力不足を痛感した。
但し、ドリフの従来からのお客さんと、遠藤くんの初個展としての友人の来訪により、ドリフとしては通常を上回る客数となったことは言うまでもない。
◼︎次回ギャラリー展開へ向けて
今のドリフにフィットする形としては、自分達の得意とするカルチャーである「旅」「外遊び」「ビール」のとの融合に加え、マーチャンダイズなどの同時展開も加えるのが現在地としては、馴染むやり方かもしれない。
但しそればかりじゃない「多様なカルチャーが表現できる場所」になりたい本心もある。
やはり試行錯誤や我慢が必要で、それを許してくれるクリエイターと一緒に作り上げていく、今回のような文化祭的なやり方は合っていたんだと実感。
◼︎おわりに
これを書いているPOP-UPから約1週間後、「#遠藤ロス」になっている。
楽しかったんだな。
だからこんなPOP-UPがたくさん作れるような場所になりたいんだってのが結論。
知っている人たちとも、まだ見ぬ人達ともやりたいな。
そう思えた最高の写真展だった。改めて遠藤くんありがとう。そして来てくださった皆さんありがとう。
今回の気付きは多々ある中でも、「動いたからこそ、手にするチャンスがある」ってこと。
そして、遠藤くんが有名になって買った写真の価値が爆上がりしますように🙏
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