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ドリフの11Qレビュー(2022年4-6月)

やっとドリフらしい日々が戻りつつある。
そして、人が集まる場所。趣味が交差する「酒屋」であることが楽しい。
改めてドリフは自分が好きな場所だしもっとそうしたいな。

▪️2022年4月
ドリフの原点の一つであり、看板商品となった「一二の用品店」の新製品受注会(POP-UP)に尽きる4月。

自分達のハイキングライフの初期からの友人がブランドを立ち上げたことに刺激され、ドリフを始めた僕たちは、その友人のブランドを取り扱わせてもらい、自分のブランドのように大事に伝えて販売してきて、圧倒的な看板ブランドになった。そのブランドの2人と1匹が初めてドリフにくる胸熱度合いは半端ない。

初めてドリフに行列した日でもあった。(油断してた)

そうそう。4月は新生活の時期。戸越界隈で新生活(新社会人)を始める人達が最初の週末を終えて「家飲みするからクラフトビールを」って言いながら買いに来てくれたのは嬉しかったな。そんな時に思い浮かぶ店になりたいな。

とはいえ、いまだにひっそりと営業を続け、LOCALに溶け込む活動をしていないので、実は戸越での認知度は全く無いに等しいのです。それじゃ新生活の人達も取り込めないですね。その辺は伸びしろってことで。

▪️2022年5月
ドリフの推しブルワリー「Passific Brewing」のリクくんからのお誘いで茅ヶ崎へ。
青空の下で飲めて楽しいパシフィックのイベントだった。もちろん昼から飲むので、夜の記憶はありません。覚悟はしていました。

参加して気づいたことは、イベントでの「気づき」とか意図的な「人の繋がり」を生むようなイベントに興味が向くようになっていること。それはドリフ自体をそうしたいと思ってこの3年近くやってきたことが影響しているのであろう。もちろん年齢的なものもあると思う。そして参加者ではなく、出展者としての立ち位置だったから感じたこととも思う。

何人集まったとか、どんだけ売れたとかじゃない。「大人のEテレ」的な要素なんだと思う。盛り上がりは「ドカーン」じゃなくて、心の中に「フツフツと」が良い。

あの頃、山と道が主催した「鎌倉ハイカーズミーティング」のコンテンツの充実と影響力と参加者の熱量は別格で、生み出した気づきは凄ましかったなと思った。「HIKE YOUR OWN HIKE」は未だに忘れないワードだもん。ちょうど自身の初期衝動とか環境にフィットしてたのも大きいと思う。きっと沼津の「Re-Generate」とかそんな感じなのかなとか思ってたけど行かなかったことを後悔してみたり(想像)。そういう運営(コンテンツ力)ってすごいなって思った。

いつもの旅だけではなく、意図的に「ドリフとして外に出向く」ことは自分達の考えを深めるから、今年はやっていこうと思う。なかなか理想のイベントって有るのか無いのかもわからないけど、誘ってもらえるようにしないとね。

加えて5月は嬉しいことがあった。
個人的に6年間ほぼ週一で通っている「タヰヨウ酒場」の6周年ビールの先行販売に選んでもらえたこと。(もちろん、近所の品川区だからってことなんだけど)
僕らドリフはビール屋でありながら、その出自もやり方も全てビールの世界では「我流」の存在。そこを強みとしてやっているんだけど、本流の人から見るとぽっと出の異端に(ネガティブに)映るんだろうなとも思っていた。
だからめちゃくちゃ嬉しかったの。そしてちゃんと見てくれる人達が一人でもいることにもホッとした。
書いてて思った、気にせずやってるつもりでも、心の底では周りからどう見られるかとか評価されるかって気になっていたんだなって。口ではそんなん気にしないって言ってるけど。

▪️2022年6月
たまらなくワクワクするオファーをもらった。
フードカルチャー集団が企画し虎ノ門蒸留所が作る「Hiker's Gin」のリリースイベントをドリフでやることに。ハイカーの集まる酒屋(酒販免許あり)ってレアだし、まさにドリフのためのプロダクトでしょ。

加えて「世の中にないプロダクトのリリースに関われること」は、僕の楽しみながらやるビジネスとしての最優先。ドリフの大好物なわけです。僕には「ものづくり」も「ビジュアル」のセンスもなく、ただ「ストーリー」をテキストとして表現するのは好きで得意だと思っている。
とはいえ、このプロダクトを表現し伝えるには「動画」「画像」が必要だと感じた。加えて、僕の上記考えを理解してくれている「今のリアルハイカーの視点」が必要だと考えた。いや、考える間も無く、2人にお願いしようと決めていた。

結果、予想通り、いや予想以上の出来となった。良質な認知につながったと確信している。ヤスさんと遠藤くんには大感謝。

これは従来からやってきた、新しいコンテンツへのドリフらしい「先行投資」。「面白い店」になれれば、大体のことはリターンして余りあると実感している。

3ヶ月連続で、未経験のイベントがあるって初めてでとても充実してる。嬉しい。そして1つのイベントに集中して準備するためにもイベントは月イチが限界ですね。

売上的には昨年前半の好調を背景に前年割れではあるが採算は十分プラス。繁華街や市街地での飲み会シーンの増加と、クラフトビールを提供する場所(飲む・買う)の増加も影響しているだろう。

そして改めて感じることは、ビールにせよ旅道具にせよ、既存のパイの食い合いには意味はないこと。裾野を広げるか、一気に深さを掘るような仕掛け、または従来にない新しい価値を発信していくことが必要だなって感じています。

あ、そして新たなドリフメンバーの発掘にも取り組みたい。新規さんいらっしゃい的なやつ。

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