ドリフの2Qレビュー(2020年1月-3月)
ビギナーズラックとでもいうべき浮っついた1Qに続き、ビールが売れないと言われる1−3月。認知も徐々に上がっていき、併せて、変化も新たな仕掛けも始めた時期。継続・定着できる自信が欲しかった。
◼︎2020年1月
月初のフォロワー数1,500超。
年始は実は1/5(土)。LAビール旅のハンドキャリービールを常連さんとシェアするクローズのイベント(非営業)からスタート。旅先から持ち帰った日本では入手不可能なビールとブルワリーのグッズをシェアする。僕らだからできることとして、喜んでもらえたと思っています。今後もこんな形で体験での還元を続けたいと思います。
LA旅で使い倒してきた「Trip Wallet」をレビュー。これ無しでは海外旅行に行けないくらいに自分のものになった。やはり使用実感を語って伝える事って大事。そうなるとやっぱり買ってもらえるってことに改めて気づく。それって最高に楽しい。
また、新手の観光案内所になることを志向して、Google Mapに自分のLOCALのおすすめ店をプロットして、ドリフに提供してもらい、お客さんとシェアさせてもらうっていう、お客さん参加型の「我が街のオススメ共有」をスタート。
この企画は多くの賛同者と期待のコメントを頂き好調と思いきや、それから数ヶ月、全くと言っていいほど、誰からも情報を求められていない。。。
どこかに旅にいく時、過去に行ったことのある人やLOCALの情報って欲しい。そこまでは皆求めていると思う。うまくいかないのは、その情報をドリフに集めるってことが間違いなのか、それとも伝わりにくい企画だったのか、使い勝手が分かりにくいのか。。。(これを書いている8月末現在もレビューできないまま休止している。なんとかしたい。)
1月31日(月) グループランやめます
従来から気になっていたことを決定づける出来事があり中止を決意。この時は事前にランニング関係の信頼できる人達に相談した。グルランそのものの否定ではなく、未熟で周囲に配慮しないグルランの否定であることが伝わる内容にしたかったから。
そもそもグルラン苦手なのに、欲張って始めたので身から出た錆。ランニングショップでもないのにカッコよさそうで雰囲気出るよねってノリで始めたのが間違い。
加えて、グルランで初めてドリフにきた人達(推計20名)のリピートはゼロだった。
これは運営のいい勉強になった。
販売面は12月に続き好調だった。
(尚、好調とは家賃と初期投資回収をペイしてプラスになることを指す。)
◼︎2020年2月
1/31(金)JJさんの商う練習スタート
ここから3月末までのほぼ毎週サポートしてもらいました。JJさん繋がりで新しいお客さんが来てくれたり、メインで入ってもらった水曜日はランニング層が集まる日になったりと新しい展開と交流が生まれました。この時期の水曜日はランナーがランナーを呼び、そんなトークが繰り広げられる曜日になっていました。
自分にはないカルチャーのある人だからこそ作れる空間があるって気づきは大きかった。刺激があって楽しい時間でした。
(※JJさんは、2020年8月末上尾に新ボトルショップ「VERTIGO AGEO」をOPEN(Web Shop)します。)
また、人の繋がりを大事にしながら、新たに自分達には無いカルチャーを持つ人と一緒に場所を作っていきたいと思うきっかけとなりました。(日替わり店主とかでもいいと思っています。ただ簡単ではないですね。)
販売面では年間の消費の底の2月としては堅調。楽しく平和に過ごせた月でした。
◼︎2020年3月
3月頭にはインスタフォロワー数2,000人超え。
冷静にすごい。ありがたい。(もちろん広告なし)
3/6(木) POP-UPスペース作りました。
ずっとやりたかったコンセプト“Support Start Up”としての2週間サイクルの無料の展示販売場所。
お客さんの「新たな気づき」とクラフトマンや素人の手仕事の「先駆けアウトプットの場所」として2週間サイクルで回していくことを志向した。
初回は3/18開始で「pon-sa walking gear」で開催。よく来てくれていた池尻ハイキングクラブに繋いでもらった。これもドリフらしい。
結果、大盛況で900*600mmの有孔ボードスペースで2週間にもかかわらず大ヒット。(僕らは10個売れたらヒットって言います。)
やってよかったと心から思った。pon-sa様々だ。だけどその他にも広げていけるんじゃないかと思いを強めた。
お客さんに認知を広めてもらってる僕らが、他の誰かの認知を広げるきっかけに寄与できるんじゃないかって。ゆえにその後につながる。
でも、まだオファーはそんなに来ない。こちらからお声がけすることが大半。なんなら明日からPOP-UPできる状態。たくさんオファーが来る(=期待される)状態に早くなりたい。
3月後半、コロナ感染拡大を見越して動く必要が出てきた。
11月の飲めないドリフを思い出した。あれがあるからその先の想定はしやすかった。確実に「飲めないドリフ」として「家飲み・持ち帰り」向けの対応が必要だった。先読みしてスピード感ある対応を行なった。ここはビジネス面でのリスク管理・対処のスキルが生きたかも。
3/26(水) 「角打ち上限8名まで」「1組2人まで」
早々にルール変更を打ち出した。中期的にもそうなっていくだろうと。
加えて、事業成立とわずかな社会的意義として以下3点を方針とした。
①お客さんも自分達も安心できる環境づくり。
②自店の採算確保と、苦境で“動くほう”の店になることを選択。先に繋がる新しいアクションをする。
③飲食店(タップルーム)苦境を想定したビールの出口の役割を果たすことを優先。
具体的にやったことは以下。
◼︎運営ルール変更
・角打ち中止
・明確なお客さんへの要請事項作り
・テレワークを想定した営業時間の前倒し
◼︎新たな打ち手
・ビール通販「ドリフのビール便」始動
・近隣へのチャリ配達「チャリバリー」
・クラフトマンとのインスタライブ「ドリフのオフレコ」始動
そんなこんなでコロナへの準備は中期的なものとして構想含め、ほとんど全ての対策は3月中に固めて先行してリリースして実施。
唯一、外出制限がかかれば山や旅へ行かなくなるということは、ギアが売れないということで、その対策は行なっていない。通販が答えだが、踏み切れずにいた。というかやりたくない。
さて、4月以降どうなることか。不安は皆同じ。
準備はできていたからその反応が楽しみでもあった。あの頃よりお客さんとのエンゲージメントは高まっているはず。とも思いたかったし。
尚、3月は寒さが和らいだことを含め、1月同様に好調だった。ビールのベースが上がってきていた。
来月からは再び激動の予感です。
打ち手や姿勢がお客さんに伝わることを願う。