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ドリフの7Qレビュー(2021年4-6月)

今年入ってから半年まともに動けず。
特に4−6月は、1日2時間だけの飲めない酒屋とギアショップ営業ですからね。

ドリフの最重要機能ともいえる、「人が繋がっていく、現代的スナック機能」が失われた状態にモチベーションは上がりきらず、新しいネタをアレコレ考えることの停滞を良しとした。考えて動いたのにやれないとストレスが逆方向にならないように。この時期は常連さん達とのコミュニティの継続を最優先で考えた。

結果としては、第7Q合計では前年を下回ることはなかった。近くもないのに毎週通ってくれるメンバーと、経時による認知拡大による買いに来てくれる新規定着の方々に救われている。

ギア展開は好調だった。好調の要因は想定していなかった要素への気づきが大きい(後述)。
インスタも4,660フォロワーと認知は順調に拡大。

写真は暇だからよく走った品川パークトレイル。

◼︎2021年4月

とはいえ、飲めた4月前半は新しい仕掛け「ファントムショップ」を始動。

ビール好き旅好きサブカル好きのHARUNAさんが試行錯誤しながら非営業日の火曜日に(副業で)ファントムショップのあり方を模索していく定期イベントをスタート。まだまだ手探りで集客もまばらで新手のスナックみたいな感じだけど、徐々に色を出していけば面白いことになりそう。サブカル好き若年層が集う場になればいいなと思っている。仕掛けはこれから。

そして「池尻ハイキングクラブ」POP-UP。
結果として年明けで一番ビールが売れた週となった。個人レベルで面白いことをやって発信している人達に共感・賛同する人達が増えて、大きな集客となった。むしろ好きの延長でアウトプットすることが評価される素地が大きくなるのは素晴らしいこと(自分もそう)。

もちろん色んなクオリティには差があるのかも知れない。いや、あることもないこともある。それはプロ/アマじゃない。そもそものプロダクトやストーリー・価値観の差だと思う。(始める前の経験の要否って話は別途書こうかと)

なので、今面白い人も、これから始めていきたい人も、ドリフでのPOP UPやファントムショップを練習ステージに使ってもらえたら嬉しいなと。それがドリフの楽しさになる。

あれ?なんだかんだ濃かったなぁ。

そしてビールもギアも安定的に動いていた。
自粛開始直後となるとSupport  Local/Favoriteな動きになるもんね。

そしてドリフも常連さん達のコミュニティ機能としてノンアルペットボトル持ち込みでマスク会話して行ってねってスタンスを取ることに。

これを無くしちゃドリフじゃないし、僕達もつまんない。


◼︎2021年5月

強烈な記憶がない5月。

しみじみと感じたのはギアの販売に関して嬉しい誤算と気づきがあったこと。

ビールの苦戦を想定しながら、ギアの展開は順調に増えていた。新規取扱ブランドが寄与するのは当然だが、それ以上に従来の看板商品群が好調だった。

2年目の店がついつい前年ベースで推し続けている看板商品の販売を考えていた。ある程度、いつものお客さんには行き渡ったからなぁ。って。(目先しか見てなかった。)

推し続けるくらいに良いブランド・プロダクトなら、そのブランドの認知もエントリーも増えるし、僕らドリフ自体の認知も上がっているし、ブランドの取扱が店に定着するって面もある。

ブランド・クリエイターには恐れ多くも一緒に育っていくってことが可能なんだと気づいた。同時にそれって理想の関係だ。(もちろんライフサイクルの入口に近いブランドは特に)

但し、飲めないとギアを買いに来る人が増える構造と、ギア購入が単品目的のスポット来店で、広義のコミュニティ形成に繋がらない力不足を感じた5月でもあった。

あ、そういえば、チャリ旅を2発入れて遊びによる「新手の観光案内」の知見は貯めておいた。


◼︎2021年6月

緊急事態宣言の延長。
ファントムショップもPOP-UPも一旦延期に。
なんていうかモチベーションとの戦い。だけど頑張ろうとはしなかった。頑張っても空回りするだけだから。繋ぎの6月として従来からのお客さんとのコミュニティを維持しようとして、みんな付き合ってくれたのには救われた気持ちだった。ドリフすげぇって思ってた。だいたいみんな戸越の家系ラーメンの名店「家道」とセットで来るから「家道」すげぇなのかもしれない。

そして、久々にハイキングを復活。2,000mクラスの結果的にデイハイクを2発。
そのハイクの後に行った松本のThe Source Dinerでの気づきが大きかったな。その場所の雰囲気と、カルチャーを育てることの体現する一つの事例だなぁと。
改めて、出ていくこと、見にいくこと、会いにいくことって大事。

やっと緊急事態明けにはPOP-UPの復活。
友人達のユニットが作るニットギア「Sound & River」の展開から再始動。まだ集客全開とはいかないけど、徐々に人の流れが復活したのを感じている。何より楽しかった!

火曜日の「ファントムショップ」も再始動。
ファントム店主の試行錯誤も一段踏み込んだ感じのトライ&エラーのステージに入ってきた。売上じゃない多様性の楽しさが目的なんだ。いつものドリフと違うことがいつか活きてくるはず。

と言ってもすぐには戻らないし、今年いっぱいは一進一退だろうけどね。

制限のかかった半年を通じて思ったのは、店を続けるのに必要なのは、採算や利益はもちろんだけど、モチベーションってのはかなり大きいなと。思えば2年前の今頃(6月末)にドリフの物件を見つけてほぼ即決してたのを思い出した。誰も知らないこの場所で赤字覚悟で楽しいことやろうと決めて始めたので、「楽しい」最優先でこの先も行きます。

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