[アイドル名盤紹介]箱めるモ!/ゆるめるモ!x箱庭の室内楽(2014)
アルバム概要
今回紹介するのは2014年にT-palette Recordsから発売された箱めるモ!
2012年に結成されたアイドルグループゆるめるモ!と2006年から活動を続けるバンドグループ箱庭の室内楽のコラボアルバム。
当時のゆるめるモ!には今やテレビで大活躍のあのちゃんも所属していた。
コラボのきっかけは、箱庭の室内楽のハシダカズマが関わっていたイベントにゆるめるモ!が出演したことだそう。プロデューサーとハシダが意気投合したことで楽曲提供、アルバム制作に至ったとのこと。
作曲は全曲ハシダカズマによるもの。2曲目の木曜アティチュードはフリースタイルバトルで人気のDOTAMAが作詞を手掛けている。
収録曲
1.manual of 東京 girl 現代史
アルバムの1曲目らしい曲をということで作曲された曲。
シューゲイザー、ロック、ポップ、ニューウェイブ、エレクトロなど色々な音楽のジャンルが"箱"詰めされたアルバムを体現しているよう。
2.木曜アティチュード
ゆるい空気の流れるラップ調の楽曲。社会人の1週間のしんどい気持ちをゆるーく表現してくれている。
”誰かが作った7日間、私に長すぎなのかな”
パンチラインで痺れる。
仕事で疲れた木曜日に聴くのを薦めます。
3.虎よ
空間系のエフェクトを用いた疾走感のあるギターから始まり、Aメロは疾走感は残しつつもギターが控え目になり静けさを表しつつ、Bメロでテンポダウン、サビで再び疾走感。この展開が素晴らしい。シューゲイザーな音作り、メンバーの透き通る緩やかなボーカルがマッチしている。
名曲です。
4.私と私と私と私と私と私と私と私と
ミドルテンポなラップロック。個人的には1番のサビの歌詞が好きです。
1番と2番でメロが全然違うのも面白い。
5.おこしてしまった?
雲の上でのんびりしているようなふわっとしたメロウでポップなラップソング。
歌詞も全てひらがなで書かれており、ゆるさを全面に押し出した1曲。
まさにゆるめるモ!
6.さよならばかちゃん
アルバムの最後を飾る曲は切ない別れの歌。
サビ前までは音数少なめ、サビで疾走感を出しつつ、ソロではシューゲイザーチックな轟音空間系サウンドで切なさを表現している。
時は止まってくれない故に別れが来てしまう現実を受け入れつつも、心では別れを受け入れきれていないアンビバレントな感情が伝わる。
色褪せない名曲。1度は聴いてみて欲しい。
総評、おすすめの曲
6曲のミニアルバムだが、様々な要素がいい意味でごちゃ混ぜになっていてお腹いっぱいになる名盤。
アイドル戦国時代でなければ、バンドとアイドルのコラボアルバムなんて生まれなかったであろう。ゆるめるモ!というアイドルグループを上手く活かせている1枚である。
虎よ、さよならばかちゃんはPVにもなっており、1度は聴いてみて欲しい。