シンプルな損切り
【ルールその1】
最初の損がベストだ (Your first loss is the best loss.)
これはウォール街の格言です。あるポジションを建てた時、早い段階から損切りの必要性も自分に言い聞かせておくことが必要です。なぜなら損切りは後になるほどやりにくいからです。
【ルールその2】
トレンドラインを割り込んだ銘柄は売る
ある銘柄のチャートが上昇トレンドラインを割り込んだ瞬間は、多くの投資家がその株を「損切る!」と決心するタイミングでもあります。こういう場合は売りが売りを呼びやすいです。従ってトレンドラインを下に切ったことが確認されたら、逡巡せずに売るべきです。
【ルールその3】
決算をしくじった銘柄は売る
ある企業が決算発表し、その結果がEPS、売上高、来期以降の会社側の見通しのどれかひとつでもコンセンサス予想を下回った場合、それは「悪い決算」という判断になります。決算をしくじった銘柄は売ってください。
【最後に】
トレードし過ぎ(Over-trading)を避けるために「買いはゆっくり、売りは素早く」ということを日頃から心がけてください。つまりバタバタしたトレードの元凶は、せっかちな買いによって引き起こされる場合が多く、損切りが早すぎというケースは稀だということです。