発見されたのが1月23日の八甲田山の日——無知と過信の行軍
健康診断で糖尿病が見されたのが1月23日、八甲田山の日。
1902年のこの日、弘前に本営を置いていた第八師団第五連隊の面々は、雪中行軍のノウハウも知らぬまま、指導部の無謀な決定によって、軽装での行軍を開始した。
視界0mの猛吹雪。
極寒の地。
約40kgとも言われる装備。
不眠不休での行軍。
疲労、そして空腹。
あらゆる悪条件が折り重なるなかで、それでも彼らは進むしかなかった。
理由はただひとつ——
「なせばなる」
精神論だけで押し通し、知識も備えもないまま歩みを止めなかった結果、210名のうち199名が命を落とし、日本史に残る**「八甲田雪中行軍遭難事件」**となった。
そして、これって今の自分の状況と似てなくもない。
「無知と過信の行軍」
去年の健康診断。
いや、もっと遡れば10年前からの血液検査の数値。
本当は、ずっと前からサインは出ていた。
でも、「大丈夫だろう」「なんとかなるだろう」と鷹を括り、目を背けていた。
気づいていたはずなのに、気づかないふりをしていた。
——俺の身体は、ずっとひとりで雪中行軍を続けていたのかもしれない。
視界0mのような無知の中で、
高血糖という極寒の中で、
重たい身体を引きずりながら、
「なせばなる」の精神論だけで、ここまで歩いてきた。
だが、行き着いた先で医者が静かに告げる。
「あなた、糖尿病ですね。」
気づいたときには、すでに緊急入院レベル。
俺の八甲田山は、とうの昔に遭難していたのだった。
——このまま進めば凍死する。さて、どうする?
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