やりたいこと、好きなこと

ボランティアは称賛されることが多い。

ボランティアについて明確な定義を行うことは難しいが、一般的には「自発的な意志に基づき他人や 社会に貢献する行為」を指してボランティア活動と言われており、活動の性格として、「自主性(主体性)」、 「社会性(連帯性)」、「無償性(無給性)」等があげられる。

厚生労働省HPより

要するに無料アルバイトなわけである。
動機が私利私欲より社会貢献性に偏っているものといえるだろう。

労働において『社会の役に立ちたい』ことはモチベーションの一端を担い、あることで活躍できるだろう。そういう点でボランティアは評価されるわけだ。

だが、自分はボランティアをしたときに、社会の役にたつという要素を感じていなかったように思う。
どうにも『子どもを楽しませること』目的にしてしまったように感じる。

これは図書館アルバイトのときもそうだった。『好きを仕事にすること』選択をしたはずなのに、なぜか労働の舞台では失敗し続けている。

そこで自分はボランティア、図書館労働にどう向き合ったかを分析してみる。
自分にある信念といえるものは『子どもにゲームではなく本をもっと読んでほしい』ということである。これは『iPadを導入したことで廃れた学校図書館を何とかしよう』と思ったことに起因する。

この先の未来、図書館は失われていくだろう。
つまりIcT化した図書館への変化が起こるだろう。電子書籍業界とICT図書館業界の対立が起こる未来の想像も容易くない。
図書館をどう救えばいいのだろうか。

しかしこれらの考えは自分の『エゴ』であり、社会貢献性とは遠いものである。

この信念はどう社会貢献足るのか、どうすればこの『エゴ』が社会貢献に転身するのかを考えてみよう。