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#22 コーヒー豆の2050年問題~コーヒーはこれからも飲み続けられるのか?~

こんにちは、GTです。
今回はコーヒーについて書いていきます。

コーヒーを日常的に飲んでいる人も多いと思いますが、これから先も今のように飲み続けることができるのかという問題があります。
これはコーヒーの2050年問題と言われています。具体的な問題としては、コーヒー豆の生産場所が今後限られていくというものです。

まず、コーヒー豆の種類には大きくアラビカ種とカネフォラ種の2つがあります。(カネフォラ種はロブスタ種とも言われたりします)
ざっくり言うと、アラビカ種は香りが高くいいコーヒーに使われていて、カネフォラ種は苦みや渋みがあって缶コーヒーなどに使われいます。

そして、コーヒーの2050年問題ではこれらの種類のコーヒー豆を生産できる場所が減っていきます。特に取り上げられているのは香りが高いアラビカ種の産地が2050年には半減するというものです。

その原因となるのが地球温暖化で、単純な気温の上昇だけでなく、コーヒー豆の品質を上げるための寒暖差が少なくなったり、病害が起きやすくなったりという悪影響を及ぼします。アラビカ種は標高900m以上が適地とされていて、ただでさえ生産できる場所が限られている中でさらに少なくなっていくと言われています。

今は当たり前に飲めているコーヒー、特に香りが高いスペシャリティコーヒーが将来はなかなか飲めなくなるかもしれません。飲めたとしても今よりも価格が上がるということは避けられないでしょう。

その中で一消費者として何をするとよいのかということについて、3つ挙げます。

まずは、こういう問題を認識しておくということ。問題を認識しないことにはその後の行動に移ることもないので、ここは大前提として必要だと思います。地球温暖化によりコーヒーの産地が減って、今コーヒーを日常的に飲めている状況が当たり前でなくなる可能性を知っておくことです。

次に、認証を受けたコーヒー豆を選ぶということ。認証の種類としてレインフォレスト・アライアンスやフェアトレードというものがあって、持続的に生産を継続していくために定めた要件を満たしていることを認証しています。要件の中にはコーヒー豆農家の貧困や人権を守ることも含まれていて、生産地の減少の問題には必ずしも繋がりませんが、生産地が減るということは農家の収入も減ることになり、農家が生産を継続するには対する適正な対価が必要です。こうした認証のあるコーヒー豆を選ぶことで、多少なりとも農家に貢献できるということになります。

最後に、地球温暖化の進行を抑える行動をとること。身近な対策としては、節電や公共交通機関の利用、ハードウェアの観点では断熱住宅を選ぶことがあります。一人が行動することでの効果としては微々たるものですが、行動しないと効果は0であること、一人一人の行動が積み重なることで大きな効果なることは間違いないので、身近でできることをやってみるというのが大事だと思います。

これからもできるだけリーズナブルにコーヒーを飲み続けていくために、それぞれができることをやっていくこと、そしてコーヒーの2050年問題の認知が少しでも広がればよいなと思います。

ではでは、また次回お会いしましょう。

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