スタジオライト保阪

StudioLiteドラム教室という個人レッスンの小さな教室をやっています。 ここで…

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StudioLiteドラム教室という個人レッスンの小さな教室をやっています。 ここでは、ドラムや音楽の事はもちろん、様々な事を書いていきたいと思っています。

最近の記事

ドラマ:妻、小学生になる。感想1-d

★第一話(その4:ハバネロミートボールの幸せな衝撃!)  「さっき俺をジロジロ見てた子だよな?何の用だ?」と不審に思いつつ、人の良い圭介は玄関の外まで応対に出て「何か?」と門扉を開けてしまう。  満面の笑みを浮かべた小学生の少女は「ただいま!」と言うと、圭介の横をすり抜けて勝手に玄関から家に上がって行ってしまった。  「違うよ、間違えてるよ!」と慌てて追いかける圭介。  1-cの最後に書いたが、これは圭介達の思考や行動パターンを熟知していた貴恵の作戦である。ここからの

    • ドラマ:妻、小学生になる。感想1-c

      ★第一話(その3:貴恵、小学生に生まれ変わって帰宅) (※『小学生になった貴恵』の帰宅シーン。ドラマでは割愛された内心の描写を、主に貴恵の視点から想像で書いてみます…)  学校からの帰り道、少女は突然、前世の記憶を思い出した。  「あ、わたし新島貴恵だ!この近くに住んでた。圭介や、麻衣と!」  かつて住んでいた家に向かって走り出す。土手を走り、長い階段を駆け上がる途中で、会社帰りらしいサラリーマンの背中を追い越す。  追い越して、「あ!」と立ち止まった。良く知ってい

      • ドラマ:妻、小学生になる。感想1-b

        ★第一話(その2:ママを失った2人のゾンビな日々)  ドラマ開始4分までが『新島家の幸せの記憶』なら、4分半辺りからは、一家の太陽だった貴恵を失った『圭介と麻衣のゾンビな日々』が始まるのだが、ここの描き方が実に上手い。  起きるなり、顔だけ洗ってロクに食事もせず、缶コーヒーを胃に流し込っむと、数日分の弁当がらをゴミ袋にまとめて「いってきま~す」と暗い声で呟くように口にして出勤する、肩を落とした圭介の背中。  そんな圭介を気にも留めず、朝から自室にこもり、TVの前に座り込

        • ドラマ:妻、小学生になる。感想1-a

          ★第1話(その1:ママがいたから幸せだった)  明るい陽射しが降り注ぐバルコニー。爽やかな秋風にクルクル回る風車。  ドラマ『妻、小学生になる。』の冒頭は、そんな映像から始まる。  これは原作の漫画とは全く違う。  そこには、順風満帆で幸せに生きている家族3人の姿があった。  太陽のように明るくて優しい貴恵ママ。ちょっと心配なほど天然でドジな圭介パパ。そんな二人が大好きな、よく笑う10才の麻衣ちゃん。  …そうか、これはまだ貴恵さんが生きていた頃の風景なのだな。そ

        ドラマ:妻、小学生になる。感想1-d

          ドラマ:妻、小学生になる。感想『序』

           (既にドラマを観た方は、この『序』は飛ばして各話の感想へどうぞ)  最も肝心な結論から言うと、このドラマはとても素敵な物語なので、できるだけ多くの人に観て頂きたいという思いが、これを書かせている。  もちろん、ハマったから、好きだからこそ書くのだけど、このドラマが描く『物語』は、この滅茶苦茶な時代を生きる多くの人々に必要な気がする。そしてきっと、製作した人達も、それを望んで作ったと思うのだ。  だから、少しでも興味を持った方は、何とかして実際のドラマを観て頂きたい。ブ

          ドラマ:妻、小学生になる。感想『序』

          小説家を目指して即挫折した中1の春…

           スタジオライトの保阪です。小さなドラム教室をやってます。  小さい頃からやりたい事は色々あって、中学に入ったばかりの頃に小説を書こうと企みましたが、壮大なスケールの構想はあるのに最初の10行くらいしか書けませんでした。なぜなら、芥川龍之介のような素晴しい描写ができなかったからです(笑)。  それでは、と思ってマンガを書き始めましたが、絵が下手なのと、根気がないのでこれも挫折しました。詩に入れこんだ時期もあります。何かを表現したいという欲求だけはいつもあったのですが、なか

          小説家を目指して即挫折した中1の春…