私のフィンランド恋愛物語 3/ My Finland Romance Story 3
リジェクトからの立ち直り
アメリカでの勉強会参加に向けて準備した書類の提出から約1ヶ月後、アメリカ某研究所から結果通知のメールが届きました。
メールを開くと、
"We are unable to offer you enrollment at this moment "
という文面が記載されていました。
私の気持ちは、
"Okay, that's cool."
くらいだったかと思います。
一方で、海外渡航支援の助成金はいただけることが決定していました。
せっかくいただける渡航費用、無駄にしたくはありません。
そこで、渡航費用を出していただいている財団に、
「予定していた勉強会に行けなくなったので、別の学会などに行っても良いか」
という問い合わせをしました。
するとありがたいことに、
「再審査はするが、別の渡航先があれば、その渡航費として使用しても良い」
との回答をいただきました。
そこで再度、内容と開催時期から参加できそうなイベントを探すことにしました。
Googleで検索していたところ、偶然フィンランドで開催される小さなワークショップを見つけました。
私の研究テーマに近い内容で、さらに、私の指導教官の友人の日本人研究者(フィンランドで研究している)も講演者として参加することになっていました。
指導教官にも、
「このワークショップに行って、ついでにこの先生のラボを見学して来れば良いのでは」
とおっしゃっていただき、このワークショップに参加することを決めました。
本心としては、アメリカよりもヨーロッパ、特に北欧が大好きな私にとっては、
「アメリカよりフィンランドに行く方が断然嬉しい!」
と、すでに気分はうきうきでした。
財団からも許可をいただき、
ワークショップへの参加の手続きやフィンランドの日本人研究者の先生との連絡を始めました。