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お気に入りの本を旅に出そうと思う|フリーライブラリーへの挑戦|準備編①

ジョージの図書箱

 3歳の息子が好きなアニメのひとつに、「おさるのジョージ」がある。知りたがりのこざる「ジョージ」が「黄色い帽子のおじさん」や仲間たちと冒険に出かけてみたり、実験してみたり、いたずらしてみたり…。子どものように好奇心旺盛なジョージの巻き起こす可愛らしい騒動は、大人が一緒に見ていても「あるある」と思わず見入ってしまう。

 そんなアニメで好きなエピソードがある。「みーんなでね」という回だ。

レンキンス夫人がフェンスの上に巣箱らしきものを作っている。ジョージが見に行くと、夫人は家から本を持ち出し、箱の中に置いていく。次に来たのはビル、箱から本を一冊取り出し、代わりに自分の本を置いていった。その箱は図書箱で、皆で本をシェアしていると言う。

公式サイトより

 そしてこのアニメを見た時から、私のやりたことリストに「図書箱」が追加された。でも自分の住んでいる周り見ることは少ない。インターネットで検索してみると、海外ではリトルフリーライブラリーとして、家の前や公共の場に巣箱のような本棚を置く活動があるらしい。どうしたら自分でもできるのだろうか。さらに調べてみると…日本でもやっている人たちがいるじゃないか!


リトルフリーライブラリーって?

 最初に見つけたのが「まちライブラリー」という活動。2011年に始まり、今では全国に1000か所以上あるという。

いつでも誰でもどこでも始めることができる、「本」を通じて「人」と出会うまちの図書館です。個人や団体が、自宅や店舗、病院、学校などの一角に本棚を設置して本の貸し借りなどを行う場として全国に広がり、今では図書館や公共施設、商業施設、サービス付き高齢者住宅などにも広がっています。多様な人たちがそれぞれの想いをもって展開する活動になっています。

ホームページから

 横浜市ではこんな素敵な活動もみつけた。本棚を「養本箱」と呼び、本をミツバチに例え、「はちのじぶんこ」と名付けたフリーライブラリーだ。

 調べれば調べるほど、自分もやってみたいという思いは強くなるばかり。以前も本に関わる仕事をしたいと考えていたが…図書館となると、つくるにも、使ってもらうにもハードルが高いし、書店となったら採算性を考えないといけない。そんな言い訳ばかりで、なかなか一歩を踏み出せずにいた。


小さな一歩を踏み出す

 フリーライブラリーなら自分の蔵書で始められるのではないか。ちょうど我が家には自分や子どものために集めた絵本だけでも300冊近くある…!本好きの家族や友達から本を預けてもらうこともできる。
 2025年はもう目の前。ジョージのようにワクワクを大切に、まずは小さな一歩を踏み出そうと思う。

(図書館についての思いは↓の記事で)


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