お喋り時間的散歩のすヽめ

私はほぼ毎日夜に散歩している。一人ではなく夫と共に。
夕食を食べ一休みした後、食器を食洗機に入れて散歩に出掛ける。時間は大体30分くらい。私はこの散歩時間が好きだ。
少し暗い近所の街並みをのんびり歩く。夏の時期は犬の散歩とすれ違い、最近はマラソンランナーとすれ違う。かといって昼間の様な人の多さはなく、虫の声がはっきり聞こえる時間。時にはメルカリの発送する荷物も持ってく！なんてバタバタ出てきても、外の静けさで一息つく。
散歩しながらお喋りするのがいつもの日課。家で同じ空間にいてもスマホいじったりテレビを見たりしてしまうから、ただお喋りだけをするって貴重な時間。
私は大体何でもあったことを話したいタイプなので、今日の出来事を報告する。テレビで見たことや実家の猫の話など他愛もないこと。

ある日はちょっと真面目な話。お互いの顔がよく見えない時間だからこそ、ちょっと話しやすかったりする。家計のお金の話だったり、仕事の悩みだったり。悲しいことがあった時（前回記事のような）、少し泣いても他の人には暗闇に紛れて分からない。
約30分という多くも少なくもない時間がちょうど良い。

家に帰ればつけっぱなしの灯りに照らされる。悲しみは暗闇において、次は楽しい話をしよう。