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本当に必要なモノは何か?①

執筆日:2024年12月7日

私は「捨てる」という行為を、とても大切にしています。なぜなら、モノを管理することに時間やお金をかけるのが苦痛で、それらが自分の心や生活を縛ってしまう感覚があるからです。モノが多いと、目の前のことに集中できなくなり、心までゴチャゴチャしてしまいます。

だからこそ、「最小限のモノで生活や仕事をしたい」という思いがあります。これまでに、自分にとって何が本当に必要かを考えるため、リストを作ったり、災害時のシナリオを仮定して選択肢を絞り込む試みをしてきました。その過程で得た気づきをここでシェアしたいと思います。

普段の生活で使うモノを洗い出す

まずは、普段の生活や仕事で使っているモノを洗い出してみました。以下がそのリストです。

  • ガジェット類
    iPhone、ノートPC、iPadmini、AppleWatch、AirPods、ディスプレイ

  • 文房具・デスク用品
    財布、ボールペン、シャープペン、電卓、充電器、シュレッダー、複合機

  • その他の日常用品
    家電、衣類、眼鏡、バッグ、衛生用品

こうしてリスト化してみると、意外に多いと感じます。シュレッダーや複合機などは毎日使うわけではありませんが、「いざ必要なときになければ不便」という理由で、つい手放せないのです。

ですが、このような考えでは中々絞り込めません。そこで、災害時のシナリオを想定し、「本当に必要なモノ」に絞り込む練習をしてみました。

避難時に持ち出す「3つのモノ」

もし避難が必要になり、たった3つだけ持ち出すとしたら――私の選択は以下の通りです。

  1. iPhone
    情報収集や連絡手段として欠かせない必須アイテム。災害時には、安否確認や避難情報の収集など、命を守るツールとして役立ちます。

  2. 財布(現金)
    普段はほとんど現金を使いませんが、災害時にはキャッシュレス決済が使えない可能性があります。そのため、現金を持っていることで安心感を得られます。

  3. 充電器
    電子機器のバッテリー切れは命取りになることがあります。充電器を携帯しておけば、iPhoneを長く活用できます。

このリストを作りながら、「あれ?現金は本当に必要?」と自問しました。実際、私が現金を使うのは美容院くらいで、ほぼキャッシュレス生活です。しかし、災害時は停電や通信障害で電子決済が使えない場面を考えると、最低限の現金を持っておくことはやはり重要だと思います。

混乱収束後に取りに行く「5つのモノ」

避難が終わり、少しずつ経済が回り始めたとき――私が優先して取りに行きたいモノは以下です。

  1. ノートPC
    仕事を再開するために必須。

  2. AppleWatch
    スケジュール管理、通知機能など、効率的な仕事を支えてくれるアイテム。

  3. 服・靴・バッグ(仕事用)
    外で働くために必要な身だしなみ。再び社会に出る準備を整えるためのセットです。

これらは「生き延びるため」というより、「生活を立て直し、再スタートを切るため」の選択です。災害後の混乱期に、いかに早く日常に戻れるかは、重要だと考えています。

モノを選ぶということ

こうしてシナリオごとにモノを絞り込んでいくと、モノの役割がいくつかのカテゴリに分かれて見えてきます。

  1. 生きるためのモノ
    命を守るために不可欠なモノ(例:情報収集ツール、現金、食料など)。

  2. 働くためのモノ
    生活を立て直し、経済活動を再開するために必要なモノ(例:ノートPC、AppleWatch、仕事用の服など)。

  3. 効率性や快適さを高めるモノ
    日常の不便を解消し、効率を向上させるモノ(例:家電など)。

こうして「本当に必要なモノ」を考え直してみると、普段の生活でどれだけ不必要なモノに囲まれているかに気づかされます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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