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感想★川崎の「藤子・F・不二雄ミュージアム」に行ってきた!
私は大のディズニー好き、ということはSNS等でも公言しているけれど、実は藤子・F・不二雄先生(以下、F先生)の作品も大好き。
筆頭は『ドラえもん』で、大長編のコミックは特にお気に入り。子どもの頃はアニメも毎週欠かさず見ていて、映画はビデオを何十回も見返した。初めて映画館で見た映画は『ドラえもん のび太の太陽王伝説』だった。
ドラえもん以外だと『パーマン』や『オバケのQ太郎』、『キテレツ大百科』も好きだった。
そんな私が、先日初めて「藤子・F・不二雄ミュージアム」を訪れたので、そこで感じたことを書いていこうと思う。
![](https://assets.st-note.com/img/1729432743-JaVd2hkYMu9pn481DjgElUXZ.jpg?width=1200)
F先生は実在したんだなぁ
ミュージアムの展示は原画がメイン。
私が行った時に開催していたのは、下記の展示。
・特別展示
『藤子・F・不二雄とドラえもん』
・藤子・F・不二雄 生誕90周年記念原画展
「好き」から生まれた藤子・F・不二雄のまんが世界
貴重なまんが体験をぜひミュージアムで!
— 川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム (@FUJIKOMUSEUM) August 25, 2024
1F「展示室Ⅰ」では
まんが『ドラえもん』の50年の歩みを
貴重な資料と共に振り返ることができます。
2F「展示室Ⅱ」では
藤子・F・不二雄先生の生誕90年を記念し
F先生の「好き」にフォーカスした原画展を
開催中!https://t.co/4ywprs2pXj pic.twitter.com/Agv9tqLeJp
(ともに2024年10月21日までの開催)
F先生は、私が物心ついた時には既に天国へ旅立たれていて…
現代のように、クリエイターやアーティストのSNSも無かったから、私の中ではF先生はとても遠い存在だったというか。
私にとっては、ドラえもん誕生秘話を描いたセピア色のアニメーション(起き上がり小法師からドラえもんを思いつくエピソード。伝わるかな?)の中の登場人物だったんだよね、F先生は。
だけど、直筆の、修正の跡もある原画の数々を間近で見て、F先生の家族との思い出の展示を見て、愛用のパイプの実物を見て、
「ああ、F先生はこの世に実在したんだな」という当たり前の事実を実感できたんだよね。
それがとても嬉しくて、それだけでも私にとっては行く価値のある場所だったと思う。
大人も子どもも楽しめる
ミュージアムは、大人も子どもも楽しめる要素が盛りだくさん。
敷地内にはF先生が生み出したキャラクター達と写真を撮れるスポットがいっぱい。
![](https://assets.st-note.com/img/1729431041-2mI3JvyArgXV5FYhKs1WdpiH.jpg?width=1200)
キャラクターや作品をイメージしたメニューが楽しめるミュージアムカフェも!(当日、カフェの入り口で整理券を貰う必要があった。お昼時は1時間待ち!)
![](https://assets.st-note.com/img/1729431069-klCWQBcGiIrjKH37Phg4Dz09.jpg?width=1200)
オリジナル短編アニメを鑑賞できるシアター。
![](https://assets.st-note.com/img/1729432196-hVqmfZYRjLtDpEdN5oKJzAP7.jpg?width=1200)
混雑していて利用しなかったが、F先生の作品を自由に読むことができる「まんがコーナー」も。
子どもは勿論、大人も夢中になれる時間。
そして、「大人も子どもも楽しめる」は、F先生の作品についても言えることだなと思う。
ミュージアムを訪れる前に、気持ちを高めていこうと映画ドラえもんを数作見直したんだよね。
F先生が執筆した大長編を元にした『ドラえもん のび太と雲の王国』は、私が生まれる前の作品だけど、子どもの頃にビデオを何度も見返してた。
10年以上ぶりに見てみると、当時はぼんやり捉えてたor気づけなかった様々な要素に気づけたんだよね。
株式、環境破壊、外交、裁判、抑止力…
書いてみるとなかなか重く感じるけど、子どもの頃は全部理解できずとも楽しんで見ていたなぁ。
ユーモアと教訓のバランス、風刺や警鐘のさじ加減がちょうど良いんだろうね。
大人になってF先生の作品に触れると、童心に返る楽しみと、大人の視点で見る楽しみの2つがあるなと思う。
原画の展示では、「子どもが楽しめる」ことを突き詰めていたんだなという気づきもあって…
同じエピソードでも掲載誌の対象学年によってキャラの等身や言葉などを書き分けていたこと、ドラえもんの身長(129.3cm)が連載当時の小学4年生の平均身長と同じだったこと、子ども目線を大切にしていたんだなぁと思えるエピソードだった。
F先生の「好き」と、私の「好き」
生誕90周年記念原画展では、F先生の「好き」と、「好き」が散りばめられた作品の原画を堪能。
鉄道、映画、歴史、西部劇、恐竜、カメラ…
たくさんの「好き」が作品に反映されていたんだなぁ、マンガを描くの楽しかったんだろうなぁって、見ていてトキメキを貰える展示だった。
藤子・F・不二雄 生誕90周年記念原画展
— 川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム (@FUJIKOMUSEUM) July 21, 2024
「好き」から生まれた
藤子・F・不二雄のまんが世界
藤子・F・不二雄先生のご自宅にあった
鉄道模型のジオラマの実物と
少年SF短編『四畳半SL旅行』に
描かれた鉄道模型のジオラマを
比較しながらご鑑賞いただけます!https://t.co/blbkp5ipN4 pic.twitter.com/cqYNK4ako1
私は自分の「好き」を仕事にしなかったけど、「好き」に正直でいたいと思ったり、「好き」が何らかの形で仕事や生活に生きてくるかもしれないと思ったり…
Dオタとしては、ウォルト・ディズニーと通ずるものも感じたよ(F先生がディズニーアニメーションを好きだったということも企画展で触れられていた)。
あと、『スター・ウォーズ』もかなり好きだったんだなぁと。パロディ作品がいっぱいあったのも印象的(旧三部作が与えた影響の大きさを改めて思い知る)。
涼しい館内で原画鑑賞はいかが?
— 川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム (@FUJIKOMUSEUM) July 28, 2024
『ドラえもん』や『T・Pぼん』など
藤子・F・不二雄先生直筆の
貴重なまんが原画の数々を
ぜひこの機会にお楽しみください!
夏休みは、ぜひミュージアムへ♪https://t.co/hxN3MHAnRW pic.twitter.com/c2HJ639akm
ところで、『スター・ウォーズ』は私も大好きな映画シリーズ。
他にも『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『アンドリューNDR114』、『ジュブナイル』がお気に入り。
小説だと『新世界より』や『華竜の宮』、『金色機械』。ゲームだと『アークナイツ』。最近読んだマンガ『彼方のアストラ』も好きな作品。
大きなジャンルで言えば「SF」が好きなんだよね。
宇宙での冒険、ロボットとの交流、時空を超えた出会い、超能力、不思議なガジェット…
今思うと、私のSF好きの原点はF先生の作品だったのではと思う。
科学への興味を掻き立て、驚きを与えてくれる物語。「すこし・ふしぎ」な物語。
私自身の「好き」の原点に再び出会えたことに感謝。
最後に
少しでもF先生の作品に触れたことがある人は、年齢関係なく楽しめるミュージアムだと思う。
お土産もかわいいものがいっぱいなので!
![](https://assets.st-note.com/img/1729431290-02kpuPytlwdRnv6SeqCgQG3U.jpg?width=1200)
2024年10月30日からは、新たな原画展
『藤子・F・不二雄が描く チチンプイ!科学と魔法のまんが展』が開催されるそう。こちらも気になる!
◎ 本日10/5(土)は
— 川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム (@FUJIKOMUSEUM) October 5, 2024
10/16(水)~ 10/31(木)の
入館チケット発売日!
※10/22(火)~ 10/29(火)は休館します。
『藤子・F・不二雄が描く
チチンプイ!科学と魔法のまんが展』
10/30(水)よりスタートする
新原画展のタイトルが決定しました!https://t.co/SRN3426k8d pic.twitter.com/aEhQmKgIMv
また訪れよう。気になる方も是非!