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適応障害と僕の2209日 -眠れない夜、トイレで1人-


自己紹介

こんにちは、「きゃん」といいます!

僕は小学6年生の2月から高校3年生まで
適応障害、強迫性障害でした。

そんな僕も、今では小学校の先生として人並み、
いや、それ以上の幸せな日々を送っています。

教員として働く中で、精神的に体調を崩している子どもや、その子どもへの接し方に悩む保護者と何度も関わってきました。 

そこで、自分の経験を伝えることが、
誰かの心を少し軽くするのではないかと思い、
こうして発信することにしました。 

僕の言葉のどれかが、
今、苦しんでいるあなたを
少しでも救うことができれば、嬉しく思います。


眠れない夜、トイレで1人

学校の支度に極度に不安になってしまうなどの症状に悩ませる日々が続く中、新たな不安が生まれました。それは、「漏らしてしまうかも」という不安です。

決して夜尿症だったわけではなく、お漏らしをした記憶もありません。ただ、自分の中で、漏らしてしまうかもしれないという不安が浮かび上がってきたのです。

お漏らしは恥ずかしいもので、してはいけないという思いが僕の中で強かったのかもしれません。


普段は夜9時になると、ベッドに入る前にトイレに行き、床についていました。

「漏らしてしまうかも」という新たな不安が生まれてからは、寝る前のトイレの後、数分後にまたトイレに向かうようになっていました。

残尿感から、まだ出るかもしれないと思い、トイレに向かうのですが、出るはずもなく、モヤモヤしながらベッドに戻ります。

その不安が強くなるたびに、トイレに向かう頻度が多くなり、滞在時間も長くなっていきました。

その結果、眠れなくなっていってしまいました。

そんなある日、夜中の2時まで、ベッドとトイレの往復を繰り返し、自分の行動に耐えられなくなってしまいました。

「なんか悪いことしたかよ!」
「なんで、なんで俺だけ」

誰にあたればいいのか、何を訴えればいいのか分からず、どうしようもなく発した叫びでした。

真夜中のトイレで急な叫び声。家族みんな起きてきました。大迷惑ですね。ごめんなさい。


今回の僕の不安を振り返り、当たり前のことかもしれませんが、「してはいけない」と強く思っていることほど、「不安」という症状で出てくるのかなと思いました。

周りの人は、その「してはいけない」という自分ルールは破っても平気なんだよって伝え続けることが、不安を取り除く要因の一つになるかもしれませんね。


苦しみは、いつかあなたを豊かにしてくれます
だから今は無理にがんばらないで


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