登校しぶりのお母さんへ、僕のお母さんから
自己紹介
こんにちは、「きゃん」といいます!
僕は小学6年生の2月から高校3年生まで
適応障害、強迫性障害でした。
そんな僕も、今では小学校の先生として人並み、
いや、それ以上の幸せな日々を送っています。
教員として働く中で、精神的に体調を崩している子どもや、その子どもへの接し方に悩む保護者と何度も関わってきました。
そこで、自分の経験を伝えることが、
誰かの心を少し軽くするのではないかと思い、
こうして発信することにしました。
僕の言葉のどれかが、
今、苦しんでいるあなたを
少しでも救うことができれば、嬉しく思います。
登校しぶりのお母さんへ、僕のお母さんから
今回は少し違うテーマで書いてみようと思います。というのも、今僕が担任している学級に、登校しぶりのお子さんがいるからです。
つい最近、「不登校の子どもが過去最多を更新した」というニュースがありましたね。40人学級換算で、1クラスあたり1.5人が不登校になる数字だそうです。今は40人学級は減ってきているので、実態はもう少し多いのかもしれません。
そのお子さんの保護者様と面談をする機会がありました。面談で感じたのは、とても焦り、深く悩んでいる姿でした。
僕は、子どもだけでなく、支えている保護者様の力になることが、結果的に子どものためになると思っています。ただ、その場で僕が何か多くを語るよりも、自分のお母さんの言葉の方がきっと力になると感じ、帰宅後にお母さんに相談しました。
お母さんが教えてくれたことのいくつかを、ここで紹介させてください。
「焦る気持ちも分かるけれど、家が安心できる場所であるって、すごく誇らしいことなんじゃないかな。〇(僕)は家が安心できるところじゃなかったし」
「長い人生の中で数年の出来事なんだし、その子がしゃがんで立ち上がるのを待ってあげるのも、支える人の役目かもしれないね」
「ふわっと受け取って、ふわっと返すことが大切。私は真面目過ぎるから無理だよねってママ友に言われたな~」
「子供と密に関われる時間って実は短いから、今のうちに楽しんでみてもいいんじゃない?」
「今の時代、いい大学に行って、いい仕事に就くことだけが正解じゃないかもしれないし」
「病院に行くことも大切だったと思う。私も最初は抵抗があったけど、お父さんに『大人でもよくあること、心の風邪みたいなもんだよ』と言われて、決心がついた。病院に力ずくで連れて行けるのは今だけ。大人になったら無理やりなんてできないしね」
「実際に相談に来てくれた6家族とも、何回かの通院で回復したみたいだよ」
「その保護者の方、自分を責めているんじゃないかな。対応の仕方が分からなかったり、自分の育て方のせいだと思ってしまったり。病院に行くことで子どもにとっての邪魔にならない対応が分かるようになるから、勧めてみて。4ヶ月で治るものが、親の対応が悪くて半年になることもあるかもしれないからね」
「親も一緒に、その時間を楽しむのが一番の近道」
「学校に行かなくても、あなたはあなたのままよ」
母は、やっぱり強いですね。
苦しみは、いつかあなたを豊かにしてくれます
だから今は無理にがんばらないで
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