適応障害と僕の2209日 -卒団式-
自己紹介
こんにちは、「きゃん」といいます!
僕は小学6年生の2月から高校3年生まで
適応障害、強迫性障害でした。
そんな僕も、今では小学校の先生として人並み、
いや、それ以上の幸せな日々を送っています。
教員として働く中で、精神的に体調を崩している子どもや、その子どもへの接し方に悩む保護者と何度も関わってきました。
そこで、自分の経験を伝えることが、
誰かの心を少し軽くするのではないかと思い、
こうして発信することにしました。
僕の言葉のどれかが、
今、苦しんでいるあなたを
少しでも救うことができれば、嬉しく思います。
卒団式
前回の続きです。
3月末にサッカーチームの卒団式がありました。
その前日の練習には参加することができませんでした。
卒団式当日、そのチームの監督であった僕のお父さんは
「先行ってるよ」とだけ声をかけ、いつもと変わらない様子で卒団式が行われる練習場に向かいました。
この日は卒団式の前に、6年生が後輩やコーチと試合をするイベントも予定されていて、チームメイトも「来てね」と声をかけてくれていました。
しかし、薬の副作用による体のだるさや、様々な不安から、練習場へ向かうことに抵抗がありました。時間が過ぎる中で、楽しみにしていたイベントは終わってしまい、行くのがますます辛く感じられました。
それでも、6年間続けたサッカーチームの最後の瞬間に立ち会いたいという気持ちが強く、なんとか卒団式には間に合わせることができました。
会場につくと、チームメイト、コーチ、保護者の方々が温かく、気を遣わないようにしながら迎え入れてくれました。
その気遣いに気づいてしまう僕は、全力の作り笑顔でその場所にありました。
正直あまり覚えていません。
周りから心配されているのを見たくなかったのだと思います。
同情される家族を見たくなかったのだと思います。
しかし、こんなボロボロになってでも、向かいたいと思うほど、このサッカーチームは、僕にとって大きな存在だったのだと思います。
苦しみは、いつかあなたを豊かにしてくれます
だから今は無理にがんばらないで
スキ、コメント、アドバイス、よろしくお願いします!!