適応障害と僕の2209日 -なぜ大統領に殺されると思っていたか-
自己紹介
こんにちは、「きゃん」といいます!
僕は小学6年生の2月から高校3年生まで
適応障害、強迫性障害でした。
そんな僕も、今では小学校の先生として人並み、
いや、それ以上の幸せな日々を送っています。
教員として働く中で、精神的に体調を崩している子どもや、その子どもへの接し方に悩む保護者と何度も関わってきました。
そこで、自分の経験を伝えることが、
誰かの心を少し軽くするのではないかと思い、
こうして発信することにしました。
僕の言葉のどれかが、
今、苦しんでいるあなたを
少しでも救うことができれば、嬉しく思います。
なぜ大統領に殺されると思っていたか
北朝鮮の金正恩総書記やアメリカのオバマ元大統領、ロシアのプーチン大統領、さらには外国人、暴力団や殺し屋が私を殺そうとしている――そんなことを頭の中で本気で信じてしまっていました。
普通に考えれば、彼らが小学6年生の僕を殺すことはあり得ないですよね。でも当時は、本当に命を狙われていると思っていました。なぜそんな風に感じてしまったのか、僕がその時考えていたことを書き出してみます。
・北朝鮮の金正恩総書記
①テレビで金正恩のニュースを見て、ふと「太っているな」と思う。
②そんな自分の考えが伝わってしまったのではないかと思い始める。
③「だから僕を憎んでミサイルを打ってくるんじゃないか」と思うようになる。
・外国人、オバマ元大統領
①テレビで黒人の方を見て「肌が黒いな」と感じる。
②差別にあたるのではないかと不安になる。
③自分が差別をしたから仕返しされるのではないかという気持ちに 囚われる。
・ロシアのプーチン大統領
①テレビを見て「髪が薄い」と思う。
②その思いが伝わり、「仕返しとして核兵器を自分に向けてくるのではないか」と考えるようになる。
・暴力団、殺し屋
①ニュースで暴力団のニュースを見聞きする。
②暴力団や殺し屋が無差別に自分を殺しにくると妄想する。
このように、ニュースや刺激的な情報による不安から判断力が鈍り、それによって膨らむ妄想が「殺される」という非現実的な不安を引き起こしていたのです。
現実と妄想の区別がつかず、その妄想に支配されてしまうことは、何よりも辛く、苦しい経験でした。
苦しみは、いつかあなたを豊かにしてくれます
だから今は無理にがんばらないで
スキ、コメント、アドバイス、よろしくお願いします!!