2022.4.|苦手なことにチャレンジする時の言葉がけ
※2022年4月28日のFacebook投稿より転記
学校の仕事帰り。
アウトドアで一服しながら、今日あった嬉しい出来事を書き留めます。
去年担当したクラス(4年生)に、作文が苦手な男の子Aくんがいました。
毎日書く「ジャーナル」は、「今日楽しかったこと」「自分の好きなもの」「今日の体育どうだった?」「週末こんなことしました」なんてお題に、10行くらいの小さいノートに書いて提出して行く課題。
いっつも帰りの会終わっても残って
「どうやって書けばいいんだろう?」「こう書いてもいい?」
って自信なさげに、ノートにむかってました。
「ジャーナル、どう書いたらいいんだろう、って悩んでるねー。なかなか文章にして書けないんだね。(受容)」
「じゃぁさ、こんなことあったよなー、って事、書けないけど、頭の中にはありそう??(承認)」
「あー、うん。頭の中にはあるんだけど、うまく書けないんだ。」
「お!頭の中にはあるんだ!いいじゃない!頭の中のことを少しづつ出していけたらいいね。(承認)」
「例えばどんなこと??」
「えー、今日こんなことあった。」
「そうなんだ!こんなことあったんだね?誰と一緒にしてたの?」
「Bくんと。」
「Bくんと、こんなことをしてたんだね。もう書けるじゃん、今日Bくんとこんな事をしました。そのまま書こう!(行動)」
「あ、そうか。」
「どんな気持ちになった?」
「うまくできて楽しかった。」
「うまくできて楽しかったです、そのまま書いてみていいんじゃない!?(行動)」
「できてる、できてる👍(激励)」
なんて、質問しながら、頭の中にあることを整理して、出てきた答えを全承認する毎日。
しばらく続けてたら、次第に書ける文章も長くなって擬音語などの表現、セリフや、自分の感情も書けるように。
「かざおかせんせーい!俺、今日ジャーナル、かなりいい感じにかけちゃった!」
「最近、ここまでスラスラ書けるようになっちゃったよ👍」
って報告や見せに来てくれて。
その度に
「うわぁ!そんなに書けるようになったの!?めっちゃ成長してるじゃーん!素晴らしい!おめでとう!」
って言うと、
「こんなに書けるようになったのはかざおか先生のおかげです❗️」
って言ってくれてたんだけど、今日、学校でばったり。
今いる教室とずいぶん離れちゃってたから、久しぶり。5年生になって少し背も伸びたみたい。
あいかわらず、
「かざおか先生!おれ、この人物がどう考えたのか書きなさい、って問題にも、スラスラ書けるようになったんです!」
って報告してくれて。
「えーーー!そんな問題にもスラスラ書けるようになったなんて、ほんと、めっちゃ成長したねぇ🥹先生も嬉しいよー!おめでとう🎊」
と言うと、
「これは全て。。。。あなたのおかげです❗️」
って。
「なになになにー、そんな言われると、めっちゃ言葉が心に響くやーん🥹でも、ひとつひとつ頑張ったのは Aくんだよ。
でもその言葉、大事に受け取るわー✨ ありがとう!」
なんて、そんな嬉しいやりとりがありました🍀
ないものより、あるものを見て、
きっとできるよ!
できたできた!!
を積み重ねていくと、子どもの自信が育ち、ひとりで成長していけるんだな、って思いました。
Aくんは、私のおかげっていってたけど、
私は
「できるよ、できてる、できたね!」
って
承認の言葉をかけ続けただけなんです。
子どもの可能性は無限大。
まだまだ伸びていける、きみならできる💪