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辛い時かけてもらった言葉は原動力になる


私は、母親になる人生を初めて選択してきたと思っている。

だから子育ては非常に不安で、自信がなくて苦しんだ、育児書と照らし合わせてみても、全く違っていて、余計に不安になるばかりで、益々自分は母親失格だと思い込んだ。

長男が赤ちゃんの時、私はバス停で長男を抱っこして、バスを待っていた。

心は真っ暗で、長男を育てていく自信はなく、私は孤独だった。

するとベンチに腰掛けておられた年配の男性から声をかけられた。

私は適当に作り笑いで応対する、男性が突然長男の顔を覗き込み、おっしゃったのだ。

「この子の目はとても澄んでいて キレイやなあ、お母さんが大事に育てているからな、この子を育てるのは大変な時もある、でもな この子の目を見ればわかる、この子は立派な大人になる、お母さんを必ず助けてくれるから、これからも大事に育ててやってな」

私はその言葉を神様からのメッセージだと信じている、どんなに長男のことで悩んでも、あの時の言葉を思い出し、私はこの子を大事に育てるお役目があるんだ!と奮い立たせて乗り越えることが出来たのだ。

そして娘が生まれてからのこと、長男は落ち着きがなく、いつも勝手に何処かへ行こうとする、目が離せない、でも赤ちゃんの娘を抱っこしていた私は、長男に怒りを覚えた。

頼むからおとなしくしていて欲しい、どうすれば分かってくれるのか、もう叩いてでも教えるしかないかも、と思った。

ちょうど大型スーパーの階段の踊り場で、長男が私の手を振りほどき、自分だけで階段を上がろうとした時だった。

私は咄嗟に長男の服を掴み、自分に引き寄せた、そして怒った、「お母さんの手を離して勝手に行ったらあかん!手を繋いで一緒に行こう」すると長男は癇癪を起こして泣きじゃくり、その場に泣き声が響き渡った。

まだ暴力はふるってないのに、虐待だと思われる!と私は怯んだ、その瞬間、長男は逃げるように階段を上がる、私は完全に腹が立った、もう我慢出来ない!長男を追いかけた。

すっかり赤ちゃんの娘を抱っこ紐で固定していることを忘れて、長男目掛けて飛びかかる勢いで階段を上がる、そして階段を踏み外し、転びそうになった、抱っこされてる娘が階段の角に頭をぶつけてしまい、泣き出したのだった。

そこでやっと我に返った、やってしまった!娘に「ごめんね💦ごめんね💦」と頭を撫でながら謝った、するといつの間にか私の側に年配の女性が立っていて、娘の様子を見て、おっしゃった。

「大丈夫、大丈夫、びっくりして泣いてるだけやから、お母さん大変やね、頑張ってるね、ちゃんと2人ともいい子に育つよ、心配ないから、ゆっくり自分のペースで育てたらええからね」

長男も私の側に戻って来ていた、私はその年配の女性に感謝して、その場を離れたのだった。

追い詰められた状態の時、大丈夫と言ってもらえたり、お母さんは頑張っていると認めてもらえたりしたことは、宝石のように輝き、私の原動力になってくれた。

言葉の力は、それほどまでに凄いのだ。

今度は私が 愛の波動を込めて 言葉をかけてあげられる人になりたいと思う。

言葉を直接かけられなくても、自分の思いを込めてエネルギーを届けようと意図すれば、必ず届けられると信じている。

人はみんな頑張って生きている、優劣なんてない、みんな素晴らしい存在なのだ。


ここまで読んで下さって感謝します。


今日のカード

アカシックカード

7. 見えないもの
全ては見えないもののおかげで私たちはここにいるのです。
過去も未来も実は今なのです。
今あなたが希望をもって生きていくために大切なことは、見えないことを意識して、信じて生きることなのですよというメッセージです。


龍神カード

21. 花龍
新しい魅力の開花
花龍は花そのもので、美しい花のように、新しい魅力を手に入れられる時期であることを示すカードです。
人とかかわることで、自分の魅力が開花し、新しい変化に満ちた季節が到来することを告げています。


今までの人生に感謝して、新しい自分の力を発揮し、この世界を楽しもう。

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