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子どもの頃から大好きだった本


私の小学生の時の国語の教科書に 佐藤さとるさんの作品が載っていた。

タイトルは忘れたけれど、確か不思議な水瓶が物語に登場する内容だったと記憶している。

私はその時 不思議な世界に興味を持ち、佐藤さとるさんの作品をもっと読んでみたいと思っていた。

そして本屋さんで見つけたこちらの本


だれも知らない小さな国


この本が私をスピリチュアルの世界へ導いてくれたと言える。

この物語に登場する小人(コロボックル)がとてもリアルで、私は作者の佐藤さとるさんが本当に小人を見た事があったのでは?と子ども心に純粋に信じていた。

だからもしかして私にも見つけられるかも知れない、と期待して、ポケットを探ってみたり、葉っぱの影に潜んでいないかと、注意深く観察したり、かなり粘り強く探していたのを思い出す。

だれも知らない小さな国はシリーズ化され、その後の物語も沢山出版された、でも私は一番最初のこの本だけが、心に響く何かがあり、ずっと手元に残しているのである。

今も、やっぱり小人さんや、妖精さんの姿は見えない、でもこの物語のように、不思議な世界は存在すると根拠なく信じている。

例えば、消しゴムを確かに筆箱にしまったはずなのに、何故か失くなっていて、予想外の場所から見つかったとする、それはもう小人さんの仕業に違いないと私は思ってしまう。

その方がワクワクしてきて楽しくなる、私は不思議な世界が大好きなのだ。

いくつになってもそんな純粋な子どものような心を持ち続けていきたいと思っている。

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