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宝くじと私 その7

宝くじが私に必要だと認めれば、人間として欠落しているような、劣等感がつきまとう。

それぐらい宝くじは私にとって歩み寄れない遠い存在に感じていた。

だから高額当選には全く縁がなかった。

夫も宝くじを諦めて資格を活かして介護の仕事を始めた。

娘が大学受験を控えていた時期だったので、私も合格に向けて本格的にサポートしようと切り換えたのだ。

ところが夫はどういう訳か、職場が安定せず、4ヶ月で辞めてしまう、そして極めつけに、車が壊れてしまい、完全に夫に対する依存が消滅したのである。

私も娘も夫には、車の運転手としての役割を求めていた、その車が失くなった時、この人は私の生活に必要無いと気づいた。

元々離婚は頭の片隅にはいつもあったので、この機会に私は勇気を出して夫に宣言した。

夫も私との生活が苦しくて限界だったらしく、あっさりと離婚に同意してくれた。

私の両親にも、離婚することを正直に伝えた、意外にも反対されず、私の気持ちを尊重してくれたことが有り難かった。

その少し前に、私のスマホに突然宝くじからの広告がやたらと届くようになり、私は最初迷惑に思い無視していたのだが、無視できないレベルの大々的な広告が嫌でも目に入ってくる。

今すぐ宝くじをスマホから購入できるように、この画面をタップして申し込みなさい!と働きかけてくるのだ、私はその誘惑に逆らえず、思わず申し込んでしまった、手続きに手間取れば 直ぐに諦めようと思ったのに、スムーズに進み、宝くじをd払いで購入できる手続きは完了したのである。

だから私は宝くじを受け入れようと決意した、私にとって宝くじは収入源になると認めようと思ったのだ。

ちょうどその頃、私は潜在意識を書き換える講座を受講していて、さらにその講師だった方は人気YouTuberのほなみさんで、私はこの方は神様的な宇宙からの使者だと勝手に思っていたので、全面的に信用していた。

そのほなみさんがビジネスの講座を開くことになり迷わず申し込んだ、そこでグループ分けされて、私はAグループに入れてもらった、ここで知り合ったメンバーが凄い能力の方々で、完全に私はスピリチュアルな世界へと傾倒していったのだ。

こんなに素晴らしい世界があったんだ!と感激しながらビジネス講座を受けていた、きっとこんな無力の専業主婦の私でも、うまくいくに違いないと自信がついてきた。

そんな中で宝くじの専用サイトに繋がったので、私は必ず宝くじで成功するイメージが具体的に想像できるようになった。

だから夫の少ない収入に頼らなくても、大丈夫だと思えた、でも不安もやはりあったので、宝くじをネットで購入してみて、実際に当たれば、夫と完全に決別することにしようと決めたのだった。

案の定、その考えは甘かった、私は宝くじを信頼できず 受け入れられない、やっぱり当たらないものなんだと諦める状況に陥っていくことになる。

続きます。

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宝くじをネットで購入できるようになった時、私はこれが宇宙からの導きだと感激しました。
だから直ぐにでも当たると期待していました。
そして当たれば、夫に強気で離婚届を突きつけ、サインしてもらおうと楽しみにしていたのです。
今思うと、愛からの行動ではなく、夫を見返してやりたい!長年の恨みをはらしたい!という気持ちだったのだとわかります。
本当の私はそんな気持ちで宝くじが当たることを望んでいなかったのでしょう。
宝くじもお金も愛そのもののエネルギーだからです。


茅子俊さんを見つけて、私の未来は大きく変化した、宝くじが当たることだけを目標にしていた私から、抜け出せたのだ。


大好きな中国語(中国語特有の漢字は変換できないので読み方だけ記します)
恭喜  恭喜 !(ゴン シ ゴン シ)   おめでとうございます!
ズゥ スゥン リ   うまくいきますように
ズゥ フ  ニ   君に幸あれ

幸せをありがとう♡

ここまで読んでくださって感謝します。


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