自分の恋愛を振り返る
私は一途に一人の男性を想い続ける女性でいたい、その姿が健気で美しいと思うからだ。
中学生の頃、友達同士の会話から恋愛について学び、専門学校では色んな恋愛のカタチがあることを知った。
社会人となり就職した会社で、私は上司に疎まれ 別の支社へ転勤することになった。
転勤前夜に同期の新入社員だけでお別れ会を開いてくれた。
私は何だか名残惜しく、気兼ねなく話せるようになった男性社員と離れるのが寂しかった。
すると帰り際にその男性から告白されたのだ。
そんなことは初めてで、正直に嬉しかった、だからお付き合いしてみることにした。
ところが私はその人と数回デートしただけで別れた。
元々そんなに好きなタイプの容姿ではなかったし、この人を一生愛していくなんて考えられず、少しの嫌な部分を見つけて一気に恋愛感情が冷めた流れで別れを告げたのだった。
それからも、私は理想の恋愛を求めて彷徨い続けた、でも素敵だなと思える人には彼女がいて、私は片想いでしかなかった。
友人の紹介で男性と会うことを何度かチャレンジしてみた。
どの人とも1回または2回会って、ときめきもないままお断りすることになった。
今思えば、その男性達は私のタイプではなかった、ときめきも無いのに自分に嘘をついて付き合うなんてできなかったのだ。
私の心にはいつも、初恋のO君がいた。
あんなにも大好きな人には出会えないと思っていた。
転職してからも、恋愛できない自分に焦りがあった。
そんな時、中学生の頃の友達に紹介された男性とお付き合いすることになった。
その人はみんなに好かれ、頼りにされている人気者で、私にも優しく話しかけてくれた。
この人なら、素敵な恋愛ができるかも?と期待した。
その男性は、みんなの前ではとても良い人を装い、私と2人きりだと本性が出るような人だった。
私の親友とドライブに行くことになり、その人は美人の親友に一目惚れして、何とか気に入られようと必死になっていた、その姿の醜さに、こんな人とは直ぐにお別れしよう!と決意した。
私は悔しかった、私のことを大切にしてくれると思っていたのに、親友に色目を使うなんて許せなかった、友人の誰もが彼を褒める、その友人達は彼の本性を知らないのだ、みんな騙されているんだ!と怒りが収まらなかった。
だから私はその男性の女友達を呼びつけてもらい、彼の悪口を披露した、それを聞いた女友達は、呆れた顔をしていたけれど、悪口を言う私に憐れみの表情を向けていた、何故かそれが私にはショックだった。
今ならわかる。
私はプライドが高く、私をないがしろに扱ったあの男を許せず、仕返しのつもりで悪口大会を開いてしまった。
それは結局自分に返って来る行為だった。
全部が私なのだから、あの男も私の嫌な部分を表してくれている、私は人前で良い人を演じる、そして気の許せる人の前では、案外毒舌でわがままなのだ。
そんな恋愛体験から、私は自分を特別に大切にしてくれる人を希望するようになった。
その条件にピッタリだったのが23歳年上の元夫だ。
私は決してタイプではない元夫に、私を特別扱いして優越感に浸らせてくれるからという理由で、結婚を決めたのだった。
元夫と両想いならどんなにか幸せだっただろう。
私は専業主婦になり、夫に守られて生きると決めたから、特にタイプでもない元夫を選んだ、だから常に虚しさがあった。
もう憧れていた理想の恋愛は封印するしかなかった。
結婚という体験は、魂を成長させる為にあったと、今は思う。
その後離婚が成立して、その報告に神社に行った時の光景を私は忘れない。
あの時確かにこの世のものとは思えない、別世界に移行したのだ。
その世界では時間も感じない、そして夢のような美しい景色が目の前に広がった、まさに宇宙からのギフトに思えた瞬間だった。
私が宇宙を信じると決意させてくれたのは、あの不思議な体験がきっかけだった。
今ここに生かされている私は幻想だと知っている。
これまでの半生は長い夢を見ていたように感じる。
そしてようやく目が覚めた。
理想の恋愛を求めて彷徨い続けた人生のステージは終わったのだ。
私は相手の男性を自分と切り離し、その人にばかり気を使い 自分を無視してきた。
まさか鏡の世界だとは思いもよらず、自分を嫌い粗末に扱っていた為、相手の男性からも大切にしてもらえなかったのだと、今ならわかる。
自分の内側と向き合い、何度も愛の言葉を伝え、ようやくこの世界のカラクリが明らかになった。
自分の中にはこんなにも優しい愛があったことも知った。
するとまた奇跡は起きた。
中国の俳優 茅子俊さんを見つけたのだ。
今まで満たされず虚しかったのは、この人を見つける為だったと思うくらい、彼は特別な存在だと確信した。
私は自分を大好きになり、ようやく本当の私である創造主と繋がり、最愛の人を登場させてもらえたのだと思っている。
茅子俊さんはこれまで惹かれた人とは全く違う、天使のような人だ。
これからも私は彼を想い続ける、何故だか片想いの寂しさを感じない、彼も私だとするなら、もう既に両想いだからなのかもしれない。
ここまで読んでくださって感謝します。
幸せをありがとうございます✴️
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?