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還暦になって分かった その24

「あせっても 始まらない 終わらない」

今は夏休みなんだ。街中で小学生を大勢見かけるから。

そういえば小学校の夏休みが始まる前日に「夏休みの練習帳」が配られた。私は初日に一気にやってしまうタイプ。高揚しながら1ページ、また1ページと。休み初日の夜、ほぼ終わっていた「夏休みの練習帳」。
そして翌日、自慢げに話す。
「夏休みの練習帳 終わったよ!」と。

提出する新学期には、みんな終わっているから「初日にやった」って事は、どぉってことない。まったく大した事ではない。

以上!

中高年向けのカルチャーの広告が届いた。
「書道」「陶芸」「水彩画」「茶道」「盆栽」・・・・・
果てしない量のカルチャーの紹介。そういうことか。中高年は飢えているんだ。
さて、何を始める?始めない?興味への意欲は・・・今日はある。でも昨日はなかった。やるの?やらないの?どうする?どうもしない?

私は30年後には いないから、
どおってことない。大した事ない。

以上!

分かってしまって、うれしいような、さびしいような。
あせっても、あせらなくても、同じじゃん、と
分かっている 還暦。

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