
Photo by
sato_art
赤ちゃんが日記 41
「ジェラシー」って、これだ!って。
「嫉妬」ってやつ?だよね。いや「競争」って、ものなのかな?
父が爺ちゃんの前で、僕を「たかいたかい」したんだよ。僕はいつも以上に満面の笑みで楽しんだ。そしたら、次に爺ちゃんが、父以上に「たかいたかい」をしてくれて。それはそれは、すんごい「たかいたかい」で。ちょっと怖いくらいだけど、すぐに慣れて。青空に手が届く?くらい。だから、思い切り「きゃっキャッ」って声をだして喜んだら・・・次の番の父は、もっと高い「たかいたかい」を。すごいぞ!これは。鳥になるのか?くらい。
いやぁ、楽しかった。父も爺ちゃんも、腕をさすっていたけど、僕は大丈夫。気持ちが良かっただけさ。この「高さ競争」は最高だよ。
似たような事が「お菓子」でも、あったのさ。
お婆ちゃんが「たまごボーロ」を1個くれたから親指とひと先指でつかんで食べたら、もう一人のお婆ちゃんが「上手に食べられるね!」って、2個くれて。「にったり」笑ったら、最初のお婆ちゃんが3個くれて。3個食べながら「きゃあきゃあ」声を出したら、次は4個。やったぜ、エンドレス。この調子なら、「たまごボーロ」ひと袋は完食できそう。
母が来ちゃう。
その前にふたりの婆ちゃん、どんどん提供してくれていいからね。
つづく