還暦になって分かった その12
「3つの『い』をとなえる」
定年を過ぎてもできるだけ仕事を続けましょう…と言われたって、誰もが続けられるわけじゃない。続けたいけど続けられない人だって、たくさんいるよ。そもそも、何のために続けるのか?それは、人から指図されることじゃない。
自分の足で歩きましょう…と言われても、腰が、膝が、指先が痛かったら無理だろう。「そのためにも日頃から運動して」って。なんだか、ずっと、教壇の上から言われているみたいな気がして。
「人の名前・物の名前をすぐ言えますか?」
言えないよ。何が悪い。覚えていたいけど、覚えられない事もある。覚えたくないことだってある。でも、覚えていないと「できない人」と言われている気がするのは、なぜ?
理想の旗を上げられて、手が届かないと凹んで。
できる人は「すごい人」って褒められて。できない人は比較されて。おだてられたら木に上るよ。でも、あっという間に落ちちゃって。
そんな事の繰り返し。
肝に銘じてるよ、還暦だもん。
だから嘘でも言ってみる。
3つの『い』
「うれしい!」
「たのしい!」
「おいしい!」
何もなくてもとりあえず、毎日言ってみる。
3つの『い』
「うれしい!」
「たのしい!」
「おいしい!」
とりあえず。これだけ言ってみる。
小学生には無理だろうさ。
いいじゃん、還暦だもん。