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67.これは、いつかの私1(自分の姿を見せてくれた人)

寂しくなって、彼にメールをすると、何故か全く関係のない知人からメールが届くようになった私。
趣味や仕事を通して、彼以外の人と活動することが増えていきました。

その中で、あることが起きます。
ある知人と連絡を取り合っていたところ、その速度がすさまじく、全く追いつけないのです。こちらの返事を待たずに、立て続けに何通も届くメール。

メールの量が多いので、これまで届いたメールを読むだけで、一苦労。
読んでいる途中で、また新たにメールが届いたりもします。ひー。
返事を書いていると、電話が来て、今まで読んでいたメールの内容を一から話して聞かされるのです。早い。早すぎて対応できない。

そして、あることに気づきました。
その方の行動が、サイレント前に、私が彼に取っていた行動とそっくりなのです。

・自分の意見がまとまっていないので、話すたびに内容が変わってしまうところ
・不安になると自分で抱えられず、とりあえずメールしてしまうところ
・それなのに、相手の返事が来る前に、勝手に返事を想像して、まるで空想上の相手と会話をするように、話を展開してしまうところ

「私(聞き役)いらなくない?」

悪い人ではない、嫌いでもないけれど、うざい。勘弁してほしい。
彼は、こんな気持ちだったのか・・・。

私は、おそるおそる彼とのメールのやりとりを見返してみました。
振られた時のことを思い出すので、見直すことができていなかったのです。
私目線ではなくて、彼目線で、内容をひたすら読み解くことにしました。

そして、そして、とんでもないショックを受けました。
「何これ、この女(自分のこと)怖い。」

私はひたすら、「彼の気持ちを聞きたい」と繰り返しているのですが、
彼は、すでに「別れよう」と言っているのです。
(それが彼の気持ちじゃないのかい?)

私がその答えに納得せず、「どんなことでも聞くから」とまるで、彼が本音を言えてないと言わんばかりの切り返し。(怖い怖い怖い)

そして、どこかに見え隠れする「私を好きだと言ってほしい」という期待。(あ痛たたたたた。うう。不憫すぎる。)

その答えが聞き出せるまでは、相手の返答を全く受け取らず、一方的に、自分の気持ちをぶつけ続けているのです。(あー怖い)

私は、ただ、別れたくなくて、私が納得できない気持ちを、彼に納得させてほしかった。そんなことできるはずないのに。

そこが、不安な気持ちを誰かになだめてもらうために、メールを連投してしまう知人とそっくりでした。

私は彼を心から尊敬しました。
「こんなことをされても絶縁しなかったんだ。彼ってすごい。」

そして、私の方は、もっと恥ずかしいことをやらかしていたのです。
I love you.

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