13.星空を超えて
生まれる前の記憶編 最終章です。
いよいよ生まれ変わることになった私ですが、「記憶を失わないこと」に集中しすぎて、どのようにして生まれてきたのか、覚えていません。
これが胡蝶クオリティ。
覚えていないことは、書けない。捏造しない。を、モットーに書かせていただいています。
うっすら覚えているのは、星空を飛んでいたような記憶です。
魂がこの世に来る時の記憶なのか、体内で受精した時の記憶なのか、出産時の記憶なのか、わかりません。
自分の姿かたちが見えていません。感じているのは、自分の姿勢。
頭を先に、少し斜め下にしながら、旋回して、飛んでいました。
まるでロケットのよう。でも、速度はそんなに速くなかった。
周りは、一面星空のように見えました。
けれど、母体の皮膚の隙間から見えた外界の光かもしれません。
なんだったら、私自身は、目が見えていませんし、呼吸もしていません。
まるで、星空を飛んでいるようだった。という感想です。
関係ないかもしれませんが、私に関係する人に、子どもが生まれてくる時、事前に、流れ星のイメージが見えます。頭の中で。
「誰かのところに、来るぞ。」くらいの精度で、あまり役には立ちません。
私たちは、流れ星に乗って、この世界にやってきたのかもしれませんね。
少しメルヘン風味に、「生まれる前の記憶」編を締めさせていただきます。
この後は、生まれる前の記憶を残したまま、半分だけ生まれた私が、この世に慣れていくまでの、不思議体験を書きたいと思います。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
I love you
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