81.底つき体験とトイレの夢
アルコール依存の人も、どん底までいかないと治らないらしいですね。
彼依存、ツインレイ依存の私にも、底つき体験がありました。
いくら無視されても、振られたことが認められない私。
「彼は運命の人だから、きっと戻ってくる」
と信じ、現実逃避している自分に気づきました。
現実の変化も、遅々として進まず。
ここいらで一回、「振られたんだな」って認めようと覚悟を決めました。
私の気持ちを守れるのは自分しかいないから、「何が起きても受け止めるからね。」と自分に約束をしました。
布団にくるまってブルブル震えながら、少しずつ受け入れていきます。
本当に、彼に振られたことを受け入れられた時、何か、深い気づきがあったのですが、忘れてしまいました。
唯一、覚えているのは、「私には、何もない」という思いでした。
その感覚をひしひしと感じながら、泣きながら眠りにつきました。
そして、不思議な夢を見ます。
眠りながら、私は、泥の中にゆっくりゆっくり沈んでいきます。
もう、これ以上沈めないという行き止まりに、たどり着きます。
そこは、大きな部屋くらいのトイレでした。
「私のどん底、トイレかよ。」
いわゆる汲み取り式のトイレの中に落ちたようです。
私は、その中の排せつ物をすべてかきだし、壁や床を磨いていきました。
掃除を進めていると、トイレの床が、階段状になっており、そこに誰かが座って、お話ししていることに気づきます。
もう、これ以上磨けないと思った時、部屋の壁のドアが開き、外から明るい光が差し込みます。
誰かに呼ばれ、その人たちが「ほいほい」とでかけていく姿が見えました。
頭の長いおじいさんと、まんまるとしたおじいさんが、楽し気にお話ししながら、出かけていきます。
2人とも髪の毛がなく、七福神の中にいそうな、風貌でした。
後ろ姿しか見えませんでしたが、福禄寿と布袋尊かな?
そして、外から差し込んだ光で、トイレだと思っていた部屋が、大きな紫檀の木をくりぬいたような、不思議な建造物であったことに気づきました。
あめ色に輝き、手に吸い付くような滑らかな手触りでした。
私のどん底 → 汲み取り式トイレ → 爺さんたちの控室
訳が分かりません(笑)
でも、とても、温かく、穏やかで、優しい夢でした。
何とも言えない、安心感を感じました。
目覚めた時の私は、やはり、「私には、何もない」と感じました。
ただ、眠る前と違ったのは、
「何もないなら、これからの1つ1つに愛をこめて生きるしかない。」
と思ったのです。
これまで、誰かに愛されるために、必死で生きてきた私が、自分の愛を表現するために、生きてみたくなったのです。
I love you.
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