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82.濁りなき思いを、君へ。

ツインらしき彼と別れてから、彼への気持ちも色々と変化していきました。

別れたばかりの頃は、ただ、愛してくれた人を失ったことが悲しくて、何とかもう一度、愛してもらおうと、あがきました。

別れた後も、会えると、うれしいくせに、
「都合が良い関係?」と被害的になったり、
「依存のできない関係?」と打算的になったり、
「一緒にいる意味あるの?」と猜疑的になったりしました。

会えなくなってからは、振られたことが認められなくて苦しみました。
ふられた自分がみじめすぎて、彼を許せなかったのです。
戻ってきてくれることを願いながら、戻ってきた彼を怒鳴り散らし、謝罪させたいという願望が消せませんでした。
私と別れたことを、心から後悔させ、残りの人生を伴に生きることで、悔い改め続けさせたいとまで、願いました。

そして、ふと気づきました。
「そんな関係幸せ?」「そんな二人が一緒にいて幸せ?」

実は、離れている方が楽な自分がいます。
「もう2度とあんな辛い思いはしたくない。」

今は、離れているおかげか、恨みごとも出てこないけれど、彼が近づいてくると、まだどうなるか、自信がありません。
本当は、会うのが少し怖い。
憎しみを抱くのは辛いし、裏切られたことへの怒りや、手放しで信じることへの恐怖があります。
多分、会っても平気な時が来たら、会えるのだと思います。

振られたことを認めるのが怖かったのは、彼に感謝しそうだったからです。
彼に感謝したら、本当の別れが来てしまいそうで、怖かったのです。
彼を忘れてしまうのが、一番怖かった。

じゃあ、なんで、色々な課題に取り組み続けられたのでしょう?
ずいぶん、楽になったからこそ、言えることだと思うのですが、

「一度でも愛を向けてくれた彼に、私も愛を返したかった。」
「出会った頃はできていたのに、だんだんできなくて苦しくなった。」
「彼に、何をされた。何を言われた。そんなことは、関係がない。」
「例え、彼が他の人を愛していても、私が彼への愛を抱くことはおかしなことじゃない。」
「一方的に愛して、傷つく怖さがあるのは、私が自己犠牲をして、彼をコントロールして、愛を奪おうとしてしまう時だけ。」
「たとえ、彼が他の人と居ようと、私を嫌いであろうと、そんなことはどうでもよくて、ただ、私の心がまっさらな状態で、彼を思う時に、ただ、愛だけを感じられるようになりたかった。」

すべて、自分のためでした。

今、思うのは、
彼に会えたり、一緒に生きられたら、もちろん、うれしいけれど。
もし、ずっと会えなくても、私が自分の人生を精一杯生きて、死んでしまった時に、迎えに来てくれたら、うれしい。

そして、「よくやったな。お疲れ。」って言ってほしいな。

I love you.

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