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身近な耽美

私にとっていちばん身近な耽美は、雲だと思う。
絵画でなく、あの美しさが出せるのは雲だけではないか。
あの柔らかさ、儚さ。

その次は水面だろう。
幻想的なあれは、反射してこちらを視返す。
はたまた儚く深く乾燥した中を闊歩する人とは違う世界をふくむ。

これらを飽きることなく眺めていられるだけの自由が欲しい。
どれだけ私にそれが悦びをもたらすか、理解る人はいるのだろうか。

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