[夢見るドゥードゥルバグ]

🚩福島県富岡町で演劇コミュニティをつくりました。よろしくお願いいたします! 砂村砂音里🐜🚩 日々やお芝居や猫の事など、私を形づくるものをnoteに書いてゆけたらと思います。

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最近の記事

慈愛

私の生活の重要な場所に、いつも猫が居る。 私がおぎゃあと誕生したその時にも、幼稚園、小・中・高と多感な時期にも、大学を卒業したはいいが社会に出て派手にすっ転んだ時にも、いつも、いつでも、猫が居た。人間との縁もさることながら、猫との縁もまた、ずいぶん異なもの味なものである。 人間との生活と、猫との生活。 そこには決定的に大きな違いがある。 「言葉」を交わさない、ということだ。 猫との言葉が通じないもどかしさが、私の想像力を逞しく育てたと言っても過言ではない。 どの猫と

    • 蟻地獄と、私

      ウスバカゲロウの幼虫、蟻地獄を英語で「ドゥードゥルバグ」と言う。 (蟻地獄に限らず、さまざまな昆虫の幼虫を“ドゥードゥルバグ”と呼ぶそうだが) 彼らは体中毛むくじゃらで、後ろ向きにしか進めない。後ろ脚で砂を蹴りながら渦巻き状に円を描いてゆき、すり鉢みたいな円錐形の巣をつくる。巣作りするその姿が、まるで落書きしているみたいだから、“Doodle(落書き)bug(虫)”という名前がついたらしい。 他にも彼らは“Antlion(アリを食うライオン)”という、いかにもな別名も持っ